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第20章 ヴォルデモート卿の頼み(6)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「これまでは、きみも同意見じゃと思うが、ヴォルデモートが十七歳になるまでのことに関して、わしの推量の根拠こんきょとなるか
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「これまでは、きみも同意見じゃと思うが、ヴォルデモートが十七歳になるまでのことに関して、わしの推量の根拠こんきょとなるかなり確かな事実を、きみに示してきたの?」

ハリーは頷うなずいた。

「しかし、これからは、ハリー」ダンブルドアが言った。

「これから先、事はだんだん不確かで、不ふ可か思し議ぎになっていく。リドルの少年時代に関する証しょう拠こを集めるのも困難こんなんじゃったが、成人したヴォルデモートに関する記憶を語ってくれる者を見つけるのは、ほとんど不可能じゃった。事実、リドルがホグワーツを去ってからの生き方を完全に語れるのは、本人を除のぞけば、一人として生存しておらぬのではないかと思う。しかし、最後に二つ残っておる記憶を、これからきみとともに見よう」

ダンブルドアは、「憂うれいの篩ふるい」の横で、微かすかに光っている二本のクリスタルの小瓶こびんを指した。

「見たあとで、わしの引き出した結論が、ありうることかどうか、きみの意見を聞かせてもらえればありがたい」

ダンブルドアが自分の意見をこれほど高く評ひょう価かしているのだと思うと、ホークラックスの記憶を引き出す課題かだいをやり損そこねたことを、ハリーはますます深く恥はじ入った。ダンブルドアが最初の一本を取り上げて、光にかざして調べているとき、ハリーは申しわけなさに座ったままもじもじしていた。

「他人の記憶に潜もぐり込むことに飽あきてはおらんじゃろうな。これからの二つは、興味ある記憶なのでのう」ダンブルドアが言った。

「最初のものは、ホキーという名の非常に年老いた屋敷やしきしもべ妖よう精せいから取ったものじゃ。ホキーが目もく撃げきしたものを見る前に、ヴォルデモート卿きょうがどのようにしてホグワーツを去ったかを手て短みじかに語らねばなるまい」

「あの者は七年生になった。成績は、きみも予想したじゃろうが、受けた試験はすべて一番じゃった。あの者の周囲では、級友たちが、ホグワーツ卒業後にどんな仕事に就つくかを決めているところじゃった。トム・リドルに関しては、ほとんどすべての者が、輝かがやかしい何かを期待しておった。監かん督とく生せいで首席しゅせき、学校に対する特別とくべつ功こう労ろう賞しょうの経歴けいれきじゃからのう。スラグホーン先生を含めて何人かの先生方が、魔法省に入省するように勧すすめ、面接を設定せっていしようと申し出たり、有力な人じん脈みゃくを紹介しようとしたりしたのじゃ。あの者はそれをすべて断ことわった。教きょう職しょく員いんが気づいたときには、あの者はボージン・アンド・バークスで働いておった」

「ボージン・アンド・バークス?」ハリーは度肝どぎもを抜かれて聞き返した。

「ボージン・アンド・バークスじゃ」ダンブルドアが静かに繰くり返した。

「ホキーの記憶に入ってみれば、あの者にとって、その場所はどのような魅み力りょくがあったのかがわかるはずじゃ。しかしながら、この仕事がヴォルデモートにとっての第一の選せん択たく肢しではなかった。そのときにそれを知っていた者はほとんどいなかった――その当時の校長が打ち明けた数少ない者の一人がわしなのじゃが――ヴォルデモートは、まずディペット校長に近づき、ホグワーツの教師として残れないかと聞いたのじゃ」

「ここに残りたい? どうして?」ハリーはますます驚いて聞いた。

「理由はいくつかあったじゃろうが、ヴォルデモートはディペット校長に何一つ打ち明けはせなんだ」ダンブルドアが言った。

「第一に、非常に大切なことじゃが、ヴォルデモートはどんな人間にも感じておらなかった親しみを、この学校には感じておったのじゃろうと、わしはそう考えておる。あの者がいちばん幸せじゃったのはホグワーツにおるときで、そこがくつろげる最初の、そして唯ゆい一いつの場所だったのじゃ」

それを聞いてハリーは、少し当惑とうわくした。ハリーもホグワーツに対して、まったく同じ思いを抱いていたからだ。


    “我希望你也认为,到目前为止,我给你看的都是相当可靠的事实,凭这些我推想出了伏地魔十七岁前的情况。”
 
    哈利点了点头。
 
    “但现在,哈利,现在情况更加迷离而诡异,如果说找到关于少年里德尔的证据已很困难,那找到能记忆成年伏地魔的人则几乎不可能。事实上,我怀疑除了他自己之外,是否还有一个活人能向我们详细讲述他离开霍格沃茨后的生活。然而,我有最后两个记忆要跟你分享。”邓布利多说着指了指在冥想盆旁边闪闪发亮的两个小水晶瓶,“之后,我将很高兴听你判断我所得出的结论是否合理。”
 
    邓布利多这样重视他的判断,使哈利对没能搞到关于魂器的记忆更加羞愧。他内疚地在椅子上动了动,邓布利多把第一个瓶子举到光线下细细地看着。
 
    “我希望你没有对潜进别人的记忆感到厌倦,因为它们是很奇怪的。这两个。”他说,“第一个来自一个很老的家养小精灵,她叫郝琪。在看郝琪的见证之前,我必须简单说一下伏地魔是怎么离开霍格沃茨的。”
 
    “你可能已经猜到,他以每门考试都是最优的成绩升到了七年级。周围的同学都在考虑毕业后要从事什么职业。几乎所有的人都认为汤姆·里德尔会有惊人的建树,他是级长,学习尖子,得到过学校的特别嘉奖。我知道有几位教师,包括斯拉格霍恩教授,建议他进魔法部,并愿意主动为他引见,但他一概予以拒绝。后来教员们得知,他去博金-博克工作了。”
 
    “博金-博克?”哈利愕然道。
 
    “博金-博克。”邓布利多平静地说,“我想,等进入了郝琪的记忆,你就会看到那个地方对他有什么吸引力了。但这不是伏地魔的第一选择。当时没什么人知道——我是听老校长说过此事的少数人之一。伏地魔先找了迪佩特教授,询问他是否可以留在霍格沃茨执教。”
 
    “他想留在这儿?”哈利更惊诧了。
 
    “我相信他有好几条理由,尽管他一条也没有告诉迪佩特教授。”邓布利多说,“首先,很重要的一条是,伏地魔对这所学校比他对任何个人更有感情。霍格沃茨是他最开心的地方,是他感到像家的第一个也是唯一的地方。”
 
    哈利听到这些话有点儿不舒服,因为这也是他对霍格沃茨的感受。
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