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第21章 不可知の部屋 The Unknowable Room(6)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「上出来だろ?」談だん話わ室しつがまた元通り、しもべ妖よう精せいなしの状じょう態たいになったとたん、ハリーはロンとハーマ
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「上出来だろ?」

談だん話わ室しつがまた元通り、しもべ妖よう精せいなしの状じょう態たいになったとたん、ハリーはロンとハーマイオニーに熱っぽく言った。

「マルフォイがどこに出かけているのか、わかったんだ! とうとう追い詰めたぞ!」

「ああ、すごいよ」

宿題に染しみ込んだ大量のインクを拭ぬぐい取りながら、ロンが不ふ機き嫌げんに言った。ついさっきまでは、ほとんど完成していたレポートだ。ハーマイオニーがロンの宿題を引き寄せて、杖つえでインクを吸すい込みはじめた。

「だけど、『いろいろな生徒』と一いっ緒しょにそこに行くって、どういうことかしら?」

ハーマイオニーが言った。

「何人、関わっているの? マルフォイが大勢の人間を信用して、自分のやっていることを知らせるとは思えないけど……」

「うん、それは変だ」ハリーが顔をしかめた。

「マルフォイが、自分のやっていることはおまえの知ったこっちゃないって、クラッブに言ってるのを聞いた……それなら、マルフォイはほかの見張りの連中に……連中に……」

ハリーの声がだんだん小さくなり、じっと暖炉だんろの火を見つめた。

「そうか、なんてばかだったんだろう」ハリーが呟つぶやいた。

「はっきりしてるじゃないか? 地ち下か室しつには、あれの大きな貯ちょ蔵ぞう桶おけがあった……マルフォイは授じゅ業ぎょう中にいつでも少しくすねることができたはずだ……」

「くすねるって、何を?」ロンが聞いた。

「ポリジュース薬やく。スラグホーンが最初の授業で見せてくれたポリジュース薬を、少し盗んだんだ……マルフォイの見張りをする生徒がそんなにいろいろいるわけがない……いつものように、クラッブとゴイルだけなんだ……うん、これで辻褄つじつまが合う!」

ハリーは勢いよく立ち上がり、暖炉の前を往いったり来たりしはじめた。

「あいつらばかだから、マルフォイが何をしようとしているかを教えてくれなくとも、やれと言われたことをやる……でもマルフォイは、『必要の部屋』の外を二人がうろついているところを見られたくなかった。だからポリジュース薬を飲ませて、ほかの人間の姿を取らせたんだ……マルフォイがクィディッチに来なかったとき、マルフォイと一いっ緒しょにいた二人の女の子――そうだ! クラッブとゴイルだ!」

「ということは――」ハーマイオニーが囁ささやき声で言った。

「私が秤はかりを直してあげた、あの小さな女の子――?」

「ああ、もちろんだ!」

ハリーは、ハーマイオニーを見つめて大声で言った。

「もちろんさ! マルフォイがあのとき、『部屋』の中にいたに違いない。それで女の子は――何を寝ね呆ぼけたことを言ってるんだか――男の子は、秤を落として、外に誰だれかいるから出てくるなって、マルフォイに知らせたんだ! それに、ヒキガエルの卵を落としたあの女の子もだ! マルフォイのすぐそばを、しょっちゅう通り過ぎていながら、僕たち、気がつかなかったんだ!」

「マルフォイのやつ、クラッブとゴイルを女の子に変身させたのか?」

ロンがゲラゲラ笑い出した。

「おっどろきー……あいつらがこのごろふて腐くされているわけだ……あいつら、マルフォイにやーめたって言わないのが不思議だよ……」

「そりゃあ、できっこないさ。うん。マルフォイが、あいつらに腕の『闇やみの印しるし』を見せたなら」ハリーが言った。

「んんんん……『闇の印』があるかどうかはわからないわ」

ハーマイオニーは、疑わしいという言い方をしながら、ロンの羊よう皮ひ紙しを乾かわかし終わり、それ以上被害ひがいを被こうむらないうちにと丸めてロンに渡した。

「そのうちわかるさ」ハリーが、自信ありげに言った。

「ええ、そのうちね」ハーマイオニーは立ち上がって伸びをしながら言った。

「でもね、ハリー、あんまり興こう奮ふんしないうちに言っておくけど、『必要の部屋』の中に何があるかをまず知らないと、部屋には入れないと思うわ。それに、忘れちゃだめよ――」

ハーマイオニーはカバンを持ち上げて肩にかけながら、真剣しんけんな眼差しでハリーを見た。

「あなたは、スラグホーンの記憶を取り出すことに集中しているはずなんですからね。おやすみなさい」

ハリーは、ちょっと不ふ機き嫌げんになって、ハーマイオニーを見送った。女じょ子し寮りょうのドアが閉まったとたん、ハリーはロンに振り向いた。

「どう思う?」

「屋敷やしきしもべ妖よう精せいみたいに『姿くらまし』できたらなあ――」

ロンは、ドビーが消えたあたりを見つめて言った。

「あの『姿すがた現あらわし』試験はいただきなんだけど」


    “这好吧?”屋里一没了小精灵,哈利马上转向罗恩和赫敏,兴奋地说,“我们知道马尔福到哪儿去了!现在可以堵到他了!”
 
    “是,好极了。”罗恩阴沉地说,他正试图擦去纸上那一大片墨水,那儿刚才是一篇快写完的论文。赫敏把它拖了过去,开始用魔杖把墨水吸走。
 
    “可是带着‘不同的学生’是怎么回事?”赫敏问,“有多少人参与?按说他应该不会让很多人知道他在干什么……”
 
    “是啊,这很蹊跷,”哈利皱着眉道,“我听到他叫克拉布别管他在干什么……现在怎么又告诉这么些……这么些……”
 
    哈利的声音低了下去,眼睛望着炉火。
 
    “天哪,我真笨,”他轻声说,“很明显,是不是?地下教室里有一大缸呢……他那节课上随时都可能偷到……”
 
    “偷到什么?”罗恩问。
 
    “复方汤剂。他偷了斯拉格霍恩在第一堂魔药课上给我们看的复方汤剂……没有什么不同的学生给马尔福放哨……就是克拉布和高尔……对,这下都对上了!”哈利跳了起来,在火炉前踱着步,“因为只有这两个人才会蠢到即使马尔福不说他在干什么,也能听他吩咐……但他不想让人看到这两个人总守在有求必应屋外头,所以就让他们喝了复方汤剂,变成别人的样子……魁地奇比赛那天我看到的两个女孩——哈!就是克拉布和高尔!”
 
    “你是说,”赫敏屏着气说,“我帮助修天平的那个小女生——?”
 
    “对,当然!”哈利望着她大声说,“当然!马尔福当时一定在有求必应屋,所以那女生——那男生丢掉了天平,告诉马尔福别出来,外面有人!还有,那个把癞蛤蟆卵掉到地上的女生!我们一直在他旁边走来走去,却不知道!”
 
    “他把克拉布和高尔变成了女生?”罗恩说着大笑起来,“老天……难怪他们最近不大开心……我奇怪他们怎么没对他说,‘见鬼去吧’……”
 
    “他们不会的,是不是?如果他给他们看过他的黑魔标记。”哈利说。
 
    “哦……那个不知是否存在的黑魔标记。”赫敏怀疑地说,一边卷起擦干的论文还给罗恩,免得它再遭不测。
 
    “看着吧。”哈利自信地说。
 
    “好,那就看着吧。”赫敏说着站起来伸了伸懒腰,“可是哈利,你先别太兴奋了,我还是觉得,你如果不知道里面有什么,是进不了有求必应屋的。而且我认为你不应该忘记,”她把书包甩到肩上,十分严肃地看了他一眼,“你应该集中精力搞到斯拉格霍恩的记忆。晚安。”

    哈利看着她走了,感觉有点儿不悦。通往女生宿舍的门在她身后一关上,他就转向了罗恩。
 
    “你是怎么想的?”
 
    “我希望能像家养小精灵一样幻影移形,”罗恩盯着多比消失的地方说,“那么幻影显形考试就十拿九稳了。”

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