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第22章 埋葬のあと After the Burial(5)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「さーて、これはまた何ともすばらしい」一時間半後に、スラグホーンがハリーの大おお鍋なべを覗のぞき、太陽のように輝かがやか
(单词翻译:双击或拖选)

「さーて、これはまた何ともすばらしい」

一時間半後に、スラグホーンがハリーの大おお鍋なべを覗のぞき、太陽のように輝かがやかしい黄こ金がね色いろの薬を見下ろして、手を叩たたいた。

「陶酔薬、そうだね? それにこの香りは何だ? ウムムム……ハッカの葉を入れたね? 正せい統とう派はではないが、ハリー、何たる閃ひらめきだ。もちろん、ハッカは、たまに起こる副作用を相そう殺さいする働きがある。唄うたを歌いまくったり、やたらと人の鼻を摘つまんだりする副作用だがね……いったいどこからそんなことを思いつくのやら、さっぱりわからんね……もしや――」

ハリーはプリンスの教科書を、足でカバンの奥に押し込んだ。

「――母親の遺い伝でん子しが、君に現れたのだろう!」

「あ……ええ、たぶん」ハリーはほっとした。

アーニーは、かなり不ふ機き嫌げんだった。こんどこそハリーよりうまくやろうとして、無謀むぼうにも独自の魔法薬を創作そうさくしようとしたのだが、薬はチーズのように固まり、鍋底なべそこで紫のダンゴ状になっていた。マルフォイはふて腐くされた顔で、もう荷物を片付けはじめていた。スラグホーンは、マルフォイの「しゃっくり咳せき薬ぐすり」を「まあまあ」と評ひょう価かしただけだった。

終しゅう業ぎょうベルが鳴り、アーニーもマルフォイもすぐに出ていった。

「先生」

ハリーが切り出したが、スラグホーンはすぐに振り返って教室をざっと眺ながめた。自分とハリー以外に誰だれもいないと見て取ると、スラグホーンは大急ぎで立ち去ろうとした。

「先生――先生、試してみませんか? 僕の――」

ハリーは必死になって呼びかけた。

しかし、スラグホーンは行ってしまった。がっかりして、ハリーは鍋なべを空けて荷物をまとめ、足取りも重く地ち下か牢ろう教室を出て、談だん話わ室しつまで戻もどった。


ロンとハーマイオニーは、午後の遅い時間に帰ってきた。

「ハリー!」

ハーマイオニーが肖しょう像ぞう画がの穴を抜けながら呼びかけた。

「ハリー、合格したわ!」

「よかったね!」ハリーが言った。「ロンは?」

「ロンは――ロンはおしいとこで落ちたわ」

ハーマイオニーが小声で言った。陰気いんきくさい顔のロンが、がっくり肩を落として穴から出てきたところだった。

「ほんとに運が悪かったわ。些細ささいなことなのに。試験官が、ロンの片方の眉まゆが半分だけ置き去りになっていることに気づいちゃったの……スラグホーンはどうだった?」

「アウトさ」

ハリーがそう答えたとき、ロンがやって来た。

「運が悪かったな、おい。だけど、次は合格だよ――一いっ緒しょに受験できる」

「ああ、そうだな」ロンが不機嫌に言った。「だけど、眉半分だぜ! 目くじら立てるほどのことか?」

「そうよね」ハーマイオニーが慰なぐさめるように言った。「ほんとに厳きびしすぎるわ……」

夕食の時間のほとんどを、三人は「姿すがた現あらわし」の試験官を、こてんぱんにこき下ろすことに費やした。談話室に戻りはじめるころまでには、ロンはわずかに元気を取り戻し、こんどは三人で、まだ解決していないスラグホーンの記憶の問題について話しはじめた。

「それじゃ、ハリー――フェリックス・フェリシスを使うのか、使わないのか?」

ロンが迫せまった。

「うん、使ったほうがよさそうだ」

ハリーが言った。

「全部使う必要はないと思う。十二時間分はいらない。一ひと晩ばん中はかからない……ひと口だけ飲むよ。二、三時間で大丈夫だろう」

「飲むと最高の気分だぞ」ロンが思い出すように言った。「失敗なんてありえないみたいな」

「何を言ってるの?」ハーマイオニーが笑いながら言った。「あなたは飲んだことがないのよ!」

「ああ、だけど、飲んだと思ったんだ。そうだろ?」

ロンは、言わなくともわかるだろうと言わんばかりだった。

「効果はおんなじさ……」


    “啊,看上去妙极了。”一个半小时后,斯拉格霍恩盯着哈利坩埚中阳光般金黄的液体拍手叫道,“欢欣剂,是不是?那是什么味道?嗯……你加了小小一枝椒薄荷,是不是?不大正统,然而这是多么天才的灵感,哈利。当然啦,这可以抵消唱歌太多和拧鼻子等偶尔引起的副作用。我真不知道你从哪儿得到的这些奇思妙想,我的孩子……除非——”
 
    哈利用脚把混血王子的课本往书包深处塞了塞。
 
    “——就是你母亲的基因在你身上显出来了!”
 
    “哦……也许吧。”哈利松了口气。
 
    厄尼一脸怨气,他决心要胜过哈利一次,急急忙忙发明了自己的魔药,可它却在坩埚底凝结成紫色的汤团状的东西。马尔福已�――ロンはおしいとこで落ちたわ」

ハーマイオニーが小声で言った。陰気いんきくさい顔のロンが、がっくり肩を落として穴から出てきたところだった。

「ほんとに運が悪かったわ。些細ささいなことなのに。試験官が、ロンの片方の眉まゆが半分だけ置き去りになっていることに気づいちゃったの……スラグホーンはどうだった?」

「アウトさ」

ハリーがそう答えたとき、ロンがやって来た。

「運が悪かったな、おい。だけど、次は合格だよ――一いっ緒しょに受験できる」

「ああ、そうだな」ロンが不機嫌に言った。「だけど、眉半分だぜ! 目くじら立てるほどのことか?」

「そうよね」ハーマイオニーが慰なぐさめるように言った。「ほんとに厳きびしすぎるわ……」

夕食の時間のほとんどを、三人は「姿すがた現あらわし」の試験官を、こてんぱんにこき下ろすことに費やした。談話室に戻りはじめるころまでには、ロンはわずかに元気を取り戻し、こんどは三人で、まだ解決していないスラグホーンの記憶の問題について話しはじめた。

「それじゃ、ハリー――フェリックス・フェリシスを使うのか、使わないのか?」

ロンが迫せまった。

「うん、使ったほうがよさそうだ」

ハリーが言った。

「全部使う必要はないと思う。十二時間分はいらない。一ひと晩ばん中はかからない……ひと口だけ飲むよ。二、三時間で大丈夫だろう」

「飲むと最高の気分だぞ」ロンが思い出すように言った。「失敗なんてありえないみたいな」

「何を言ってるの?」ハーマイオニーが笑いながら言った。「あなたは飲んだことがないのよ!」

「ああ、だけど、飲んだと思ったんだ。そうだろ?」

ロンは、言わなくともわかるだろうと言わんばかりだった。

「効果はおんなじさ……」


    “啊,看上去妙极了。”一个半小时后,斯拉格霍恩盯着哈利坩埚中阳光般金黄的液体拍手叫道,“欢欣剂,是不是?那是什么味道?嗯……你加了小小一枝椒薄荷,是不是?不大正统,然而这是多么天才的灵感,哈利。当然啦,这可以抵消唱歌太多和拧鼻子等偶尔引起的副作用。我真不知道你从哪儿得到的这些奇思妙想,我的孩子……除非——”
 
    哈利用脚把混血王子的课本往书包深处塞了塞。
 
    “——就是你母亲的基因在你身上显出来了!”
 
    “哦……也许吧。”哈利松了口气。
 
    厄尼一脸怨气,他决心要胜过哈利一次,急急忙忙发明了自己的魔药,可它却在坩埚底凝结成紫色的汤团状的东西。马尔福已经板着脸收拾好书包,斯拉格霍恩说他的打嗝药水只是“还过得去”。
 
    下课铃一响,厄尼和马尔福马上就走了。
 
    “先生,”哈利开口道,但斯拉格霍恩立刻左右望了望,看到屋里只剩下了他和哈利,赶紧用最快的速度溜掉了。
 
    “教授——教授,你不想尝尝我的魔——?”哈利绝望地问。
 
    但斯拉格霍恩已经走了。哈利失望地倒空坩埚,收拾好东西,离开了地下教室,慢慢地上楼回公共休息室了。
 
    罗恩和赫敏下午很晚才回来。
 
    “哈利!”赫敏钻过肖像洞口时叫道,“哈利,我考过了!”
 
    “好样的!罗恩呢?”
 
    “他——他只差一点儿。”赫敏小声说。罗恩无精打采地钻了过来,看上去颓丧极了。“真是倒霉,因为一丁点大的事——考官刚好看到他落下了半根眉毛……斯拉格霍恩怎么样?”
 
    “没劲吧。”这时罗恩走了过来,哈利说,“不走运,伙计。但你下次一定能通过——我们俩可以一起考。”
 
    “我想是吧。”罗恩郁闷地说,“就半根眉毛!好像多要紧似的!”
 
    “我理解,”赫敏安慰道,“是很苛刻……”
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