スラグホーンがいましがた大おお広ひろ間まに入ったのを見届けた三人は、スラグホーンが食事に十分時間をかけることを知っていたので、しばらく談だん話わ室しつで時間をつぶした。スラグホーンが自分の部屋に戻るまで待って、ハリーが出かけていくという計画だった。禁じられた森の梢こずえまで太陽が沈んだとき、三人はいよいよだと判断した。ネビル、ディーン、シェーマスが、全員談話室にいることを慎しん重ちょうに確かめてから、三人はこっそり男子寮りょうに上がった。
ハリーは、トランクの底から丸めたソックスを取り出し、微かすかに輝かがやく小瓶こびんを引っぱり出した。
「じゃ、いくよ」
ハリーは小瓶を傾け、慎重に量の見当をつけて一口飲んだ。
「どんな気分?」ハーマイオニーが小声で聞いた。
ハリーはしばらく答えなかった。やがて、無む限げん大だいの可能性が広がるようなうきうきした気分が、ゆっくりと、しかし確実に体中に染しみ渡った。何でもできそうな気がした。どんなことだって……そして、突然、スラグホーンから記憶を取り出すことが可能に思えた。そればかりか、たやすいことだと……。
ハリーはにっこりと立ち上がった。自信満々だった。
    他们吃晚饭的大部分时间都在骂幻影显形考官,到走回公共休息室的时候,罗恩的心情似乎略微好了一点儿,现在话题转到了斯拉格霍恩和他的记忆这个老问题上。
    “那,哈利——你要不要用福灵剂?”罗恩问。
    “嗯,我想最好用一下。”哈利说,“我觉得不需要全用掉,因为要不了十二个小时,要不了一个通宵……我只要喝一口,两三小时应该就够了。”
    “那种感觉美妙极了,”罗恩怀念地说,“好像你干什么都不会出错。”
    “你说什么呀?”赫敏笑道,“你又没喝过!”
    “是啊,可我以为喝过,是不是?”罗恩煞有介事地说,“其实差不多……”
    他们刚才看到斯拉格霍恩进了餐厅,知道他喜欢慢慢用餐,就在公共休息室等了一会儿,计划是等斯拉格霍恩回去之后哈利去他的办公室。
    太阳落到禁林的树梢上时,他们判断时间到了,看准纳威、迪安和西莫都在休息室之后,偷偷溜进了男生宿舍。
    哈利拿出箱底的袜子,抽出了一个闪闪发光的小瓶子。
    “找到了。”哈利举起小瓶,掐好量喝了一口。
    “感觉如何?”赫敏小声问。
    哈利一时没有回答,接着,慢慢地但是确确实实地,一种无比振奋的感觉流向全身,仿佛有无限的机会。他感到自己能做任何事,一切事……从斯拉格霍恩那里搞到记忆突然好像不仅可能,而且简直是轻而易举……
    他微笑着站了起来,充满自信。
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