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第23章 ホークラックス Horcruxes(7)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーが校長室の床に着地したとき、ダンブルドアはすでに机の向こう側に座っていた。ハリーも腰掛こしかけて、ダンブルドアの言
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ハリーが校長室の床に着地したとき、ダンブルドアはすでに机の向こう側に座っていた。ハリーも腰掛こしかけて、ダンブルドアの言葉を待った。

「わしはずいぶん長い間、この証しょう拠こを求めておった」

しばらくしてダンブルドアが話しはじめた。

「わしが考えていた理論りろんを裏うらづける証拠じゃ。これで、わしの理論が正しいということと同時に、道程みちのりがまだ遠いことがわかる……」

ハリーは突然、壁かべの歴代校長の肖しょう像ぞう画ががすべて目を覚まして、二人の会話に聞き入っていることに気がついた。でっぷり太った赤鼻あかはなの魔法使いは、古いラッパ形補ほ聴ちょう器きまで取り出していた。

「さて、ハリー」ダンブルドアが言った。

「きみは、いましがた我々が耳にしたことの重大さに気づいておることじゃろう。いまのきみとほんの数ヵ月と違たがわぬ同い年で、トム・リドルは、自みずからを不滅ふめつにする方策ほうさくを探し出すのに全力を傾けておった」

「先生はそれが成功したとお考えですか?」ハリーが聞いた。

「あいつは分霊箱を作ったのですか? 僕を襲おそったときに死ななかったのは、そのせいなのですか? どこかに分霊箱を一つ隠かくしていたのですか? 魂たましいの一部は安全だったのですか?」

「一部……もしくはそれ以上」ダンブルドアが言った。

「ヴォルデモートの言葉を聞いたじゃろうが、ホラスから特に聞き出したがっていたのは、複数ふくすうの分霊箱を作った魔法使いはどうなるかに関する意見じゃった。是が非でも死を回避かいひせんと、何度も殺人を犯すことをも辞じさない魔法使いが、繰くり返し引き裂いた魂を、数多くの分霊箱に別々に収めて隠した場合、その魔法使いがどうなるかについての意見じゃ。どの本からもそのような情報は得られなかったじゃろう。わしの知るかぎり――ヴォルデモートの知るかぎりでもあろうと確信しておるが――魂を二つに引き裂く以上のことをした魔法使いは、いまだかつておらぬ」

ダンブルドアは一いっ瞬しゅん言葉を切り、考えを整理していたが、やがて口を開いた。

「四年前、わしは、ヴォルデモートが魂たましいを分断ぶんだんした確かな証しょう拠こと考えられる物を受け取った」

「どこでですか?」ハリーが聞いた。「どうやってですか?」

「きみがわしに手渡したのじゃ、ハリー」ダンブルドアが言った。

「日記、リドルの日記じゃ。『秘ひ密みつの部へ屋や』を、いかにして再び開くかを指示した日記じゃ」

「よくわかりません、先生」ハリーが言った。

「されば、日記から現れたリドルをわしは見ておらぬが、きみが説明してくれた現げん象しょうは、わしが一度も目もく撃げきしたことのないものじゃった。単なる記憶が行動を起こし、自分で考えるとは? 単なる記憶が、手中にした少女の命を搾しぼり取るであろうか? ありえぬ。あの本の中には、何かもっと邪悪じゃあくなものが棲すみついておったのじゃ……魂の欠かけらが。わしはほぼ確信した。日記は分ぶん霊れい箱ばこじゃった。しかし、これで一つの答えを得えたものの、より多くの疑問が起こった。わしがもっとも関心を持ち、また驚きょう愕がくしたのは、あの日記が護まもりの道具としてだけではなく、武器として意い図とされていたことじゃった」


    哈利落回到办公室的地上,邓布利多已经坐在书桌后。哈利也坐了下来,等着邓布利多开口。
 
    “我等这个证据已经有很久了,”邓布利多终于说,“它证实了我的推测,证明我是对的,也告诉我前面的道路还很长……”
 
    哈利突然发现墙上画像中的老校长们全都醒了,在偷听他们的谈话。一个红鼻子的肥胖巫师还拿出了助听器。
 
    “哈利,”邓布利多说,“我相信你了解刚才那段对话的重要性。就在你这样的年龄,汤姆·里德尔正千方百计打听怎样能让他永远不死。”
 
    “那么你认为他成功了,先生?”哈利问,“他做成了魂器?所以他袭击我之后没有死?他在某个地方藏有一个魂器?他的一小片灵魂是安全的?”
 
    “一小片……或更多。”邓布利多说,“你听到了伏地魔的话:他特别想从斯拉格霍恩口中知道的是如果一个巫师制造多个魂器会怎么样,如果一个巫师为了逃避死亡而不惜多次杀人,多次分裂他的灵魂,存在多个单独储藏的魂器中,会有什么后果。没有书本能给他这个知识。据我所知——我想伏地魔也知道——没有一个巫师曾把他的灵魂分裂到两片以上。”
 
    邓布利多停了停,整理着思绪,然后说:“四年前,我得到了一个证据,表明伏地魔分裂了他的灵魂。”
 
    “在哪儿?”哈利问,“怎么知道的?”
 
    “是你交给我的,哈利。”邓布利多说,“那本日记,里德尔的日记,教人怎样重新打开密室的那本。”
 
    “我不明白,先生/p>

「どこでですか?」ハリーが聞いた。「どうやってですか?」

「きみがわしに手渡したのじゃ、ハリー」ダンブルドアが言った。

「日記、リドルの日記じゃ。『秘ひ密みつの部へ屋や』を、いかにして再び開くかを指示した日記じゃ」

「よくわかりません、先生」ハリーが言った。

「されば、日記から現れたリドルをわしは見ておらぬが、きみが説明してくれた現げん象しょうは、わしが一度も目もく撃げきしたことのないものじゃった。単なる記憶が行動を起こし、自分で考えるとは? 単なる記憶が、手中にした少女の命を搾しぼり取るであろうか? ありえぬ。あの本の中には、何かもっと邪悪じゃあくなものが棲すみついておったのじゃ……魂の欠かけらが。わしはほぼ確信した。日記は分ぶん霊れい箱ばこじゃった。しかし、これで一つの答えを得えたものの、より多くの疑問が起こった。わしがもっとも関心を持ち、また驚きょう愕がくしたのは、あの日記が護まもりの道具としてだけではなく、武器として意い図とされていたことじゃった」


    哈利落回到办公室的地上,邓布利多已经坐在书桌后。哈利也坐了下来,等着邓布利多开口。
 
    “我等这个证据已经有很久了,”邓布利多终于说,“它证实了我的推测,证明我是对的,也告诉我前面的道路还很长……”
 
    哈利突然发现墙上画像中的老校长们全都醒了,在偷听他们的谈话。一个红鼻子的肥胖巫师还拿出了助听器。
 
    “哈利,”邓布利多说,“我相信你了解刚才那段对话的重要性。就在你这样的年龄,汤姆·里德尔正千方百计打听怎样能让他永远不死。”
 
    “那么你认为他成功了,先生?”哈利问,“他做成了魂器?所以他袭击我之后没有死?他在某个地方藏有一个魂器?他的一小片灵魂是安全的?”
 
    “一小片……或更多。”邓布利多说,“你听到了伏地魔的话:他特别想从斯拉格霍恩口中知道的是如果一个巫师制造多个魂器会怎么样,如果一个巫师为了逃避死亡而不惜多次杀人,多次分裂他的灵魂,存在多个单独储藏的魂器中,会有什么后果。没有书本能给他这个知识。据我所知——我想伏地魔也知道——没有一个巫师曾把他的灵魂分裂到两片以上。”
 
    邓布利多停了停,整理着思绪,然后说:“四年前,我得到了一个证据,表明伏地魔分裂了他的灵魂。”
 
    “在哪儿?”哈利问,“怎么知道的?”
 
    “是你交给我的,哈利。”邓布利多说,“那本日记,里德尔的日记,教人怎样重新打开密室的那本。”
 
    “我不明白,先生。”
 
    “哦,虽然我没有看到从日记中现身的里德尔,但你向我描述的是我从未见过的现象。仅仅一个记忆,会有自己的行动和思想?仅仅一个记忆,竟会吸取拿到它的那个女孩的生命?不,那日记本里还有邪恶得多的东西……一片灵魂。我几乎可以确信,那日记本是一个魂器。可是这又提出了更多的问题。令我最感兴趣也最震惊的是那日记本曾经既被当做防护器,又被当做武器。”
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