ホグワーツからひとつでも連絡が来さえしたら、あとは何もいらない。どんな魔法使いからでも魔女からでも、誰からだっていい。宿しゅく敵てき、ドラコ・マルフォイでさえ、いま姿を見せてくれたら、すべてが夢ではなかったと、そう思えるだけでもどんなにうれしいか……。
とは言っても、ホグワーツでの一年間、楽しいことばかりではなかった。学年末に、誰あろう、あのヴォルデモート卿きょうと一対一の対決もした。ヴォルデモートは見る影かげもなく衰おとろえてはいたものの、いまだに恐ろしく、いまだに狡こう猾かつで、いまだに権けん力りょくを取り戻もどそうと執しゅう念ねんを燃やしていた。ハリーはヴォルデモートの魔の手を、二度目のこの時も辛からくも逃のがれたが、危き機き一いっ髪ぱつだった。何週間もたったいまでも、ハリーは寝ね汗あせをびっしょりかいて夜中に何度も目が覚める。ヴォルデモートはいまどこにいるんだろう。あの鉛なまり色いろの顔、あの見開かれた恐ろしい眼め……。
ぼんやりと生垣を見ていたハリーは、突とつ然ぜんベンチから身を起こした。――生垣が見つめ返したのだ。葉っぱの中から、二つの大きな緑色の目が現れた。
ハリーが弾はじかれたように立ち上がったとたん、小バカにしたような声が芝生の向こうから漂ただよってきた。
「♪今日がなんの日か、知ってるぜ」ダドリーがこっちに向かってボタボタ歩きながら、歌うように節ふしをつけて言った。
只要能换得霍格沃茨的一点音信,不管来自哪个女巫或男巫,他什么都会豁出去。他甚至乐意看一眼他的仇敌德拉科马尔福,只要能证明这一切不是一场梦..他在霍格沃茨的这一年并不都是好玩有趣的。上学期末,哈利与伏地魔本人正面相遇。伏地魔虽然大不如从前,但依然狠毒可怕,阴险狡猾,并决心要恢复自己的魔力。哈利又一次逃脱了伏地魔的魔爪,但是很险。即使现在,已经过去好几个星期了,哈利还会在半夜惊醒,浑身冷汗,想着伏地魔这时会在哪里,记起他那青灰色的脸、圆睁的疯狂的眼睛..哈利突然坐直了身子。他一直心不在焉地注视着树篱—— 可现在树篱正注视着他。树叶丛中闪动着两只大得出奇的绿眼睛。
哈利跳了起来,这时草坪对面飘过来一声嘲笑。
“我知道今天是什么日子。”达力摇摇摆摆地走过来。