ハリーは手紙から顔を上げ、生なま唾つばをゴクリと飲み込こんだ。
「おまえは、学校の外で魔法を使ってはならんということを、黙だまっていたな」
バーノンおじさんの目には怒いかりの火がメラメラ踊おどっていた。
「言うのを忘れたというわけだ……なるほど、つい忘れていたわけだ……」
おじさんは大おお型がたブルドッグのように牙きばを全部むき出して、ハリーに迫せまってきた。
「さて、小こ僧ぞう、知らせがあるぞ……わしはおまえを閉じ込める……おまえはもうあの学校には戻もどれない……決してな……戻ろうとして魔法で逃げようとすれば――連れん中ちゅうがおまえを退たい校こうにするぞ」
狂ったように笑いながら、ダーズリー氏しはハリーを二階へ引きずっていった。
バーノンおじさんは言葉どおりに容よう赦しゃなかった。翌よく朝あさ、人を雇やとい、ハリーの部屋の窓に鉄てつ格ごう子しをはめさせた。ハリーの部屋のドアには自みずから「餌えさ差さし入いれ口ぐち」を取りつけ、一日三回、わずかな食べ物をそこから押し込むことができるようにした。朝と夕にトイレに行けるよう部屋から出してくれたが、それ以外は一日中、ハリーは部屋に閉じ込められた。
“你没告诉我们你不能在校外使用魔法,”弗农姨父说,眼里闪着疯狂的光芒,“忘说了..丢到脑后了吧,我猜..”
他像一条大斗牛狗那样向哈利压下来,牙齿全露在外面。“啊,我有消息要告诉你,小子..我要把你关起来..你永远别想回那个学校..永远..如果你用魔法逃出去—— 他们会开除你的!”
弗农姨父说到做到,第二天就找了个人给哈利的窗户上安了铁条。他亲自在卧室门上装了一个活板门,一天三次送一点儿食物进去。他们每天早晚让哈利出来上厕所,其他时间都把他锁在屋里。