「エロール」
ロンがよれよれのふくろうをパーシーから引き取り、翼つばさの下から手紙を取り出した。「やっと来た。――エロールじいさん、ハーマイオニーからの返事を持ってきたよ。ハリーをダーズリーのところから助け出すつもりだって、手紙を出したんだ」
ロンは勝かっ手て口ぐちの内側にある止まり木まで、エロールを運んでいって、止まらせようとしたが、エロールはポトリと床に落ちてしまった。
「悲ひ劇げき的てきだよな」とつぶやきながら、ロンはエロールを食器の水切り棚だなの上に載のせてやった。それから封ふう筒とうをビリッと破り、手紙を読み上げた。
ロン、ハリーそこにいる。
お元気ですか。すべてうまくいって、ハリーが無事だったことを願っています。それに、ロン、あなたが彼を救すくい出すとき、違い法ほうなことをしなかったことを願っています。そんなことをしたら、ハリーも困ったことになりますからね。私は本当に心配していたのよ。ハリーが無事なら、お願いだからすぐに知らせてね。だけど、別なふくろうを使ったほうがいいかもしれません。もう一回配はい達たつさせたら、あなたのふくろうは、もうおしまいになってしまうかもしれないもの。
私はもちろん、勉強でとても忙いそがしくしています。
“埃罗尔!”罗恩大叫起来。他接过珀西手里那只病恹恹的猫头鹰,从它翅膀下面抽出一封信。“它终于带来了赫敏的回信。我写信告诉她,我们要去德思礼家把你救出来。”
他把埃罗尔抱到后门旁的一根栖木跟前,想让它站在上面,可埃罗尔直往下掉。罗恩只好把它放在滴水板上,嘴里咕哝着“可怜可怜”。然后他撕开赫敏的信,大声读遭:亲爱的罗恩,还有哈利,如果你也在:祝一切都好,祝哈利平安,希望你们救他的时候没有做什么违法的事情,因为那也会给哈利惹麻烦的。我真是担心极了,要是哈利还好,请马上告诉我。不过你最好换一只猫头鹰,我想再送一回信你这只乌就没命了。
我当然在忙着做功课—