「有名人のハリー・ポッター。ちょっと書店に行くのでさえ、一面大見出し記き事じかい」
「ほっといてよ。ハリーが望んだことじゃないわ」
ジニーが言った。ハリーの前でジニーが口をきいたのは初めてだった。ジニーはマルフォイをはったと睨にらみつけていた。
「ポッター、ガールフレンドができたじゃないか」
マルフォイがねちっこく言った。ジニーは真まっ赤かになった。その時ロンとハーマイオニーが、ロックハートの本をひと山ずつしっかり抱かかえて、人ひと混ごみをかき分けて現れた。
「なんだ、君か」
ロンは、靴くつの底にべっとりとくっついた不ふ快かいなものを見るような顔でマルフォイを見た。
「ハリーがここにいるので驚おどろいたっていうわけか、え」
「ウィーズリー、君がこの店にいるのを見てもっと驚いたよ」マルフォイが言い返した。「そんなにたくさん買い込んで、君の両親はこれから一ヵ月は飲まず食わずだろうね」
ロンが、ジニーと同じぐらい真まっ赤かっ赤かになった。ロンもジニーの鍋の中に本を入れ、マルフォイにかかって行こうとしたが、ハリーとハーマイオニーが、ロンの上着の背中をしっかりつかまえた。
「ロン」
ウィーズリーおじさんが、フレッドとジョージと一いっ緒しょにこちらに来ようと人混みと格かく闘とうしながら呼びかけた。
「何してるんだ ここはひどいもんだ。早く外に出よう」
「これは、これは、これは――アーサー・ウィーズリー」
マルフォイ氏しだった。ドラコの肩に手を置き、ドラコとそっくり同じ薄ら笑いを浮かべて立っていた。
“著名的哈利波特,”马尔福说,“连进书店都不能不成为头版新闻。”
“别胡说,他不想那样!”金妮说。这是她第一次当着哈利的面主动说话,对马尔福怒目而视。
“波特,你找了个女朋友!’'马尔福拖长着音调说。金妮的脸红了,罗恩和赫敏挤过来,每人都抱着一摞洛哈特的书。
“哦,是你,”罗恩看着马尔福,仿佛看到了鞋底上什么恶心的东西,“你在这儿看到哈利一定很吃惊吧,嗯?”
“更让我吃惊的是,居然看到你也进了商店,韦斯莱。”马尔福反唇相讥,“我猜,为了买那些东西,你爸爸妈妈下个月要饿肚子了吧。”
罗恩涨红了脸,把书丢进坩埚,就要朝马尔福冲去。哈利和赫敏从后面紧紧拽住他的衣服。
“罗恩!”韦斯莱先生带着弗雷德和乔治挤过来,“你在干什么?这里的人都疯了,我们出去吧。”“啊呀呀—— 亚瑟韦斯莱。”
是马尔福先生。他一只手搭在德拉科的肩上,脸上挂着和儿子一模一样的讥笑。