ハリーは呆ぼう然ぜんと口を開けて先生の顔を見つめた。そう言われれば、たしかにそのとおりだ。
「ぼ――僕、思いつきもしなくて――」
「考えることもしなかったでしょうとも」マクゴナガル先生が言った。
ドアをノックして、ますます悦えつに入いったスネイプの顔が現れた。そこにはダンブルドア校長が立っていた。
ハリーは体中の力が抜けるような気がした。ダンブルドアはいつもと違って深しん刻こくな表情だった。校長先生に鉤かぎ鼻ばな越ごしにじっと見下ろされると、ハリーは急に、いま、ロンと一いっ緒しょに「暴あばれ柳やなぎ」に打ちのめされているほうが、まだましだという気になった。
長い沈ちん黙もくが流れた。ダンブルドアが、口を開いた。
「どうしてこんなことをしたのか、説明してくれるかの」
むしろ怒ど鳴なってくれたほうが気が楽だった。ハリーは校長先生の失しつ望ぼうしたような声を聞くと、たまらなかった。なぜかハリーは、ダンブルドアの顔をまっすぐに見ることができず、ダンブルドアの膝ひざを見つめながら話した。ハリーはすべてをダンブルドアに話したが、ウィーズリー氏しが、あの魔法がかかった車の持ち主だということだけは伏ふせて、ハリーとロンがたまたま駅の外に駐ちゅう車しゃしてあった空飛ぶ車を見つけたような言い方をした。ダンブルドアはこんな言い方をしてもお見み通とおしだと、ハリーにはわかっていたが、車については一ひと言ことも追つい及きゅうがなかった。ハリーが話し終わっても、ダンブルドアはメガネの奥から二人をじっと覗のぞき続けるだけだった。
哈利张口结舌。经她一提,用猫头鹰送信好像是很容易想到的办法。
“我—— 我没想—— ”
“那是很容易想到的。”麦格教授说。
有人敲门,斯内普过去开,脸上的表情更加愉快了。门外站着他们的校长,邓布利多教授。
哈利全身都麻木了。邓布利多的表情异常严肃,目光顺着他的弯鼻梁朝下看着他们。哈利突然希望他和罗恩还在那里遭受打人柳的殴打。长久的沉默。然后邓布利多说:“请解释你们为什么要这么做。”
他要是大声嚷嚷还好一些,哈利真怕听他那种失望的语气。不知为什么,他不能正视邓布利多的眼睛,只好对着他的膝盖说话。他把一切都告诉了邓布利多,只是没提那辆车是韦斯莱先生的,好像他和罗恩是碰巧发现车站外有一辆会飞的汽车的。他知道邓布利多一眼就会看穿,但邓布利多没有问汽车的问题。哈利讲完后,他只是继续透过眼镜盯着他们。