「あぁ、気に入らんだろ」ハグリッドの目がいたずらっぽくキラキラした。
「それから、俺はあんたの本などひとっつも読んどらんと言ってやった。そしたら帰っていきおった。ほい、ロン、糖蜜ヌガー、どうだ」
ロンの顔がまた現れたので、ハグリッドがすすめた。
「いらない。気分が悪いから」ロンが弱々しく答えた。
「俺が育ててるもん、ちょいと見にこいや」
ハリーとハーマイオニーがお茶を飲み終わったのを見て、ハグリッドが誘さそった。
ハグリッドの小屋の裏うらにある小さな野や菜さい畑ばたけには、ハリーが見たこともないような大きいかぼちゃが十数個あった。一つひとつが大岩のようだった。
「よーく育っとろう ハロウィーンの祭まつり用だ……そのころまでにはいい大きさになるぞ」
ハグリッドは幸せそうだった。
「肥ひ料りょうは何をやってるの」とハリーが聞いた。
ハグリッドは肩越ごしにチラッと振ふり返り、誰もいないことを確たしかめた。
「その、やっとるもんは――ほれ――ちーっと手助けしてやっとる」
ハリーは、小屋の裏うらの壁かべに、ハグリッドのピンクの花はな模も様ようの傘かさが立て掛かけてあるのに気づいた。ハリーは以前に、あることから、この傘が見かけとはかなり違うものだと思ったことがあった。実は、ハグリッドの学生時代の杖つえが中に隠かくされているような気がしてならなかった。ハグリッドは魔法を使ってはいけないことになっている。三年生の時にホグワーツを退たい学がくになったのだ。なぜなのか、ハリーにはいまだにわからなかった。――ちょっとでもそのことに触ふれると、ハグリッドは大きく咳せき払ばらいをして、なぜか急に耳が聞こえなくなって、話わ題だいが変わるまで黙だまりこくってしまうのだ。
“来看看我种的东西吧。”哈利和赫敏喝完茶之后,海格说。
小屋后面的菜地里,结了十二个大南瓜。哈利从来没见过这么大的南瓜,每个足有半人高。
“长得还不错吧?”海格喜滋滋地说,“万圣节宴会上用的—— 到那时就足够大了。”
“你给它们施了什么肥?”哈利问。
海格左右看看有没有人。