マダム・フーチがこっちへ向かって歩いてくる。その肩越ごしに、ハリーはスリザリン・チームが自分のほうを指ゆび差さして野次っているのを見た。
「聞いてくれ」マダム・フーチがだんだん近づいてくるので、ハリーが意見を述べた。
「君たち二人が、ずっと僕ぼくの周まわりを飛び回っていたんじゃ、向こうから、僕の袖そでの中にでも飛び込こんでくれないかぎり、スニッチを捕つかまえるのは無む理りだよ。だから、二人とも他の選手のところに戻もどってくれ。あの狂ったブラッジャーは僕に任まかせてくれ」
「バカ言うな」フレッドが言った。「頭を吹ふっ飛ばされるぞ」
ウッドはハリーとウィーズリー兄弟とを交こう互ごに見た。
「オリバー、そんなの正しょう気きの沙さ汰たじゃないわ」アリシア・スピネットが怒った。
「ハリー一人にあれを任せるなんてだめよ。調査を依い頼らいしましょうよ――」
「いま中止したら、没ぼっ収しゅう試じ合あいになる」ハリーが叫さけんだ。
「たかが狂ったブラッジャー一個のせいで、スリザリンに負けられるか オリバー、さあ、僕をほっとくように、あの二人に言ってくれ」
「オリバー、すべて君のせいだぞ。『スニッチをつかめ。然しからずんば死あるのみ』――そんなバカなことをハリーに言うからだ」ジョージが怒った。
マダム・フーチがやってきた。
「試合再開できるの」ウッドに聞いた。
ウッドはハリーの決けつ然ぜんとした表情を見た。
「よーし」ウッドが言った。「フレッド、ジョージ。ハリーの言ったことを聞いただろう――ハリーをほっとけ。あのブラッジャーは彼一人に任せろ」
霍琦夫人正向他们走来。哈利的目光越过她的肩头,可以看见斯莱特林队的队员们讥笑着对他指指点点。
“听着。”哈利说,霍琦夫人越走越近了。“你们俩一刻不停地围着我飞来飞去,我根本没有希望抓住金色飞贼,除非它自己钻到我的袖子里来。”哈利说,“你们还是回到其他队员身边,让我自己去对付那只撒野的球吧。”
“别犯傻了,”弗雷德说,“它会把你的脑袋撞掉的。”
伍德看看哈利,又看看韦斯莱孪生兄弟。
“奥利弗,这是不理智的,”艾丽娅斯平内特生气地说,“你不能让哈利一个人对付那东西。我们请求调查吧—— ”
“如果我们现在停止,就会被剥夺比赛资格!”哈利说,“我们不能因为一只失控的游走球而输给斯莱特林队!快点,奥利弗,叫他们别再管我了!”
“这都怪你,”乔治气愤地对伍德说,“‘要么抓住金色飞贼,要么死在赛场上。’—— 你真昏了头了,对他说这种话!”‘霍琦夫人来到他们中问。
“可以继续比赛了吗?”她问伍德。
伍德看着哈利脸上坚决的神情。
“好吧,”他说,“弗雷德、乔治,你们都听见哈利的话了—— 别去管他,让他自己对付那只游走球。”