マダム・ポンフリーはお冠かんむりだった。
「まっすぐにわたしのところに来るべきでした」
マダム・ポンフリーは憤ふん慨がいして、三十分前までは歴れっきとした腕、そしていまや哀あわれな骨抜きの腕の残ざん骸がいを持ち上げた。
「骨こっ折せつならあっという間に治なおせますが――骨を元どおりに生はやすとなると……」
「先生、できますよね」ハリーはすがる思いだった。
「もちろん、できますとも。でも、痛いですよ」
マダム・ポンフリーは恐い顔でそう言うと、パジャマをハリーのほうに放ほうってよこした。
「今夜はここに泊とまらないと……」
ハリーがロンの手を借かりてパジャマに着き替がえる間、ハーマイオニーはベッドの周まわりに張はられたカーテンの外で待った。骨なしのゴムのような腕を袖そでに通すのに、かなり時間がかかった。
「ハーマイオニー、これでもロックハートの肩を持つっていうの えっ」
ハリーの萎なえた指を袖そで口ぐちから引ひっ張ぱり出しながら、ロンがカーテン越ごしに話しかけた。
「頼みもしないのに骨抜きにしてくれるなんて」
「誰にだって、間違いはあるわ。それに、もう痛みはないんでしょう ハリー」
「ああ」ハリーが答えた。「痛みもないけど、おまけに何にも感じないよ」
ハリーがベッドに飛び乗ると、腕は勝手な方向にパタパタはためいた。
カーテンの向こうからハーマイオニーとマダム・ポンフリーが現れた。マダム・ポンフリーは『骨ほね生はえ薬ぐすりのスケレ・グロ』とラベルの貼はってある大きな瓶びんを手にしている。
庞弗雷夫人很不高兴。
“你应该直接来找我!”她气呼呼地说,托起那个可怜巴巴、毫无生气的玩艺儿,就在半小时前,它还是一条活动自如的胳膊。“我一秒钟就能把骨头接好—— 可是要让它们重新长出来—— ”
“你也会的,是吗?”哈利十分迫切地问。
“我当然会,可是会很疼的。”庞弗雷夫人板着脸说,扔给哈利一套睡衣,“你只好在这里过夜了..”
哈利病床周围的帘子拉上了,罗恩帮他换上睡衣,赫敏在外面等着。他们费了不少工夫,才把那只橡皮般的、没有骨头的胳膊塞进了袖子。“你现在还怎么护着洛哈特,嗯,赫敏?”罗恩一边把哈利软绵绵的手指一个个地从袖口里拉出来,一边隔着帘子大声说道,“如果哈利想要把骨头拿掉,他自’ 己会提出来的。“谁都会犯错误的嘛,”赫敏说,“而且现在胳膊不疼了。是吧,哈利?’’“不疼了,”哈利说,“可是它什么也做不成了。”他一摆腿上了床,胳膊瘫软无力地摆动着。
赫敏和庞弗雷夫人绕过帘子走来。庞弗雷夫人手里拿着一只大瓶子,上面贴着“生骨灵”的标签。