次の瞬しゅん間かん、ダンブルドアが後ろ向きで入ってきた。長いウールのガウンを着てナイトキャップをかぶっている。石せき像ぞうのような物の片かた端はしを持って運んでいる。そのすぐあと、マクゴナガル先生が石像の足のほうを持って現れた。二人は持っていたものをドサリとベッドに降おろした。
「マダム・ポンフリーを――」ダンブルドアが囁ささやいた。
マクゴナガル先生は、ハリーのベッドの端のところを急いで通り過ぎ、姿が見えなくなった。ハリーは寝ねているふりをしてじっと横たわっていた。慌あわただしい声が聞こえてきたと思うと、マクゴナガル先生がスイーッと姿を現した。そのすぐあとにマダム・ポンフリーが、寝ね間ま着きの上にカーディガンを羽は織おりながらついてきた。ハリーの耳にあっと息を呑のむ声が聞こえた。
「何があったのですか」
ベッドに置かれた石像の上に屈かがみ込んで、マダム・ポンフリーが囁くようにダンブルドアに尋たずねた。
「また襲おそわれたのじゃ。ミネルバがこの子を階段のところで見つけてのう」
「この子のそばに葡ぶ萄どうが一ひと房ふさ落ちていました」マクゴナガル先生の声だ。
「たぶんこの子はこっそりポッターのお見み舞まいにこようとしたのでしょう」
ハリーは胃い袋ぶくろが引っくり返る思いだった。ゆっくりと用心深く、ハリーはわずかに身を起こし、向こうのベッドの石像を見ようとした。一いち条じょうの月つき明あかりが、目をカッと見開いた石像の顔を照てらし出していた。
コリン・クリービーだった。目を大きく見開き、手を前に突き出して、カメラを持っている。
紧接着,邓布利多后退着进入了病房。他穿着一件长长的羊毛晨衣,戴着睡帽。他双手抬着一件雕塑般的东西的一端。一秒钟后,麦格教授也出现了,抬着那东西的脚。他们一起把它放到床上。
“去叫庞弗雷夫人,”邓布利多小声说,麦格教授匆匆经过哈利的床头,走了出去。哈利一动不动地躺着,假装睡着了。他听见有人急切的说话声,接着麦格教授又飞快地走了进来,庞弗雷夫人紧随其后,她在睡衣外面套了一件夹克。哈利听见了倒吸一口冷气的声音。
“怎么回事?”庞弗雷夫人小声地问邓布利多,一边俯身查看那尊雕像。“又是一起攻击事件,”邓布利多说,“麦格在楼梯上发现了他。” “他身边还有一串葡萄,”麦格教授说,“我们猜他是想溜到这里来看波特。”哈利的胃部狠狠抽搐了一下。他慢慢地、小心翼翼地把身体抬起几寸,这样便能看见那张床上的雕像了。一道月光洒在那张目瞪口呆的脸上。
是科林·克里维。他眼睛睁得大大的,双手伸在胸前,举着他的照相机。