ロックハートとスネイプは向き合って一礼した。少なくともロックハートのほうは、腕うでを振り上げ、くねくね回しながら体の前に持ってきて、大げさな礼をした。スネイプは不ふ機き嫌げんにぐいと頭を下げただけだった。それから二人とも杖つえを剣けんのように前に突き出して構かまえた。
「ご覧らんのように、私わたくしたちは作さ法ほうに従って杖を構えています」
ロックハートはしーんとした観かん衆しゅうに向かって説明した。
「三つ数えて、最初の術じゅつをかけます。もちろん、どちらも相手を殺すつもりはありません」
「僕にはそうは思えないけど」スネイプが歯をむき出しているのを見て、ハリーがつぶやいた。
「一――二――三――」
二人とも杖を肩より高く振ふり上げた。スネイプが叫さけんだ。
「エクスペリアームス 武ぶ器きよ去れ」
目も眩くらむような紅くれないの閃せん光こうが走ったかと思うと、ロックハートは舞ぶ台たいから吹ふっ飛び、後ろ向きに宙ちゅうを飛び、壁かべに激げき突とつし、壁伝いにズルズルと滑すべり落ちて、床に無ぶ様ざまに大の字になった。
マルフォイや数人のスリザリン生せいが歓かん声せいをあげた。ハーマイオニーは爪つま先さき立ちでピョンピョン跳はねながら、顔を手で覆おおい、指の間から「先生、大だい丈じょう夫ぶかしら」と悲ひ痛つうな声をあげた。
「知るもんか」ハリーとロンが声をそろえて答えた。
ロックハートはふらふら立ち上がった。帽ぼう子しは吹っ飛び、カールした髪かみが逆さか立だっていた。
洛哈特和斯内普转身面向对方,鞠了个躬。至少洛哈特是鞠躬了,两只手翻动出很多花样,而斯内普只是很不耐烦地抖了一下脑袋。然后,他们把各自的魔杖像箭一样举在胸前。
“正如你们所看到的,我们用一般的决斗姿势握住魔杖,”洛哈特对寂静的人群说,“数到三,我们就施第一道魔法。当然啦,我们谁都不会取对方的性命。”
“我可不敢打赌。”哈利看着斯内普露出了牙齿,低声说。
“一—— 二—— 三—— ”
两入同时把魔杖猛地举过肩膀。斯内普喊道:
“除你武器!”
忽然闪过一道耀眼的红光,洛哈特被击得站立不稳。他猛地朝后飞出舞台,撞在墙上,然后滑落下来,蜷缩在地板上。
“正如你们所看到的,我们用一般的决斗姿势握住魔杖,”洛哈特对寂静的人群说,“数到三,我们就施第一道魔法。当然啦,我们谁都不会取对方的性命。”
“我可不敢打赌。”哈利看着斯内普露出了牙齿,低声说。
“一—— 二—— 三—— ”
两入同时把魔杖猛地举过肩膀。斯内普喊道:
“除你武器!”
忽然闪过一道耀眼的红光,洛哈特被击得站立不稳。他猛地朝后飞出舞台,撞在墙上,然后滑落下来,蜷缩在地板上。
马尔福和另外几个斯莱特林的学生鼓掌喝彩。赫敏踮着脚跳上跳下。
“你们认为他没事吗?”她用手指捂住嘴巴,尖叫着问道。
“管他呢!”哈利和罗恩同时说道。
洛哈特踉踉跄跄地站了起来,他的帽子掉了,波浪形的鬈发根根竖立。
“你们认为他没事吗?”她用手指捂住嘴巴,尖叫着问道。
“管他呢!”哈利和罗恩同时说道。
洛哈特踉踉跄跄地站了起来,他的帽子掉了,波浪形的鬈发根根竖立。