「さあ、みんなわかったでしょうね」よろめきながら壇だん上じょうに戻もどったロックハートが言った。
「あれが、『武ぶ装そう解かい除じょの術』です。――ご覧らんのとおり、私わたくしは杖を失ったわけです。――あぁ、ミス・ブラウン、ありがとう。スネイプ先生、たしかに、生徒にあの術じゅつを見せようとしたのは、すばらしいお考えです。しかし、遠えん慮りょなく一ひと言こと申し上げれば、先生が何をなさろうとしたかが、あまりにも見え透すいていましたね。それを止めようと思えば、いとも簡単だったでしょう。しかし、生徒に見せたほうが、教育的によいと思いましてね……」
スネイプは殺さっ気き立っていた。ロックハートもそれに気づいたらしく、こう言った。
「模も範はん演えん技ぎはこれで十分 これからみなさんのところへ下りていって、二人ずつ組にします。スネイプ先生、お手伝い願えますか……」
二人は生徒の群むれに入り、二人ずつ組ませた。ロックハートは、ネビルとジャスティン・フィンチ‐フレッチリーとを組ませた。スネイプは、最初にハリーとロンのところにやってきた。
「どうやら、名コンビもお別れの時が来たようだな」スネイプが薄うす笑わらいを浮うかべた。
「ウィーズリー、君はフィネガンと組みたまえ。ポッターは――」
ハリーは思わずハーマイオニーのほうに寄っていった。
「そうはいかん」スネイプは冷れい笑しょうした。
「マルフォイ君、来たまえ。かの有名なポッターを、君がどう捌さばくのか拝はい見けんしよう。それに、君、ミス・グレンジャー――君はミス・ブルストロードと組みたまえ」
“好,大家看到了吧!”他歪歪倒倒地重新登上舞台,说道,“这是一种缴械魔咒—— 正如你们看到的,我失去了我的魔杖—— 啊,谢谢你,布朗小姐。是的,斯内普教授,向他们展示这一招,这个主意真妙,不过,我这么说你可别介意,刚才你要来这么一手的意图很明显。如果我想要阻止你,是不用吹灰之力的。我倒认为,为了增长他们的见识,不妨让他们看看..”
斯内普一脸杀气。洛哈特大概也注意到了,只听他说:“示范到此结束!现在我到你们中间来,把你们都分成两个人一组。斯内普教授,如果你愿意帮助我..”
他们在人群中穿行,给大家配成对子。洛哈特让纳威和贾斯廷.芬列里组成一对,可是斯内普先走到哈利和罗恩面前。“梦之队应该打散了,我认为,”他讥笑着说,“韦斯莱,你可以和斐尼甘组成一对。波特—— ”
哈利下意识地朝赫敏靠拢。
“我并不这样认为。”斯内普说,脸上冷冰冰地笑着,“马尔福,上这儿来。让我们看看你能把大名鼎鼎的波特造就成一个什么样的人。至于你,格兰杰小姐—— 你可以和米里森小姐配对。”