「僕、ジャスティンに言ったんだ。自分の部屋に隠れてろって。つまりさ、もしポッターが、あいつを次の餌え食じきに狙ねらってるんだったら、しばらくは目立たないようにしてるのが一番いいんだよ。もちろん、あいつ、うっかり自分がマグル出身だなんてポッターに漏もらしちゃったから、いつかはこうなるんじゃないかと思ってたさ。ジャスティンのやつ、イートン校に入る予定だったなんて、ポッターにしゃべっちまったんだ。そんなこと、スリザリンの継けい承しょう者しゃがうろついてる時に、言いふらすべきことじゃないよな」
「じゃ、アーニー、あなた、絶ぜっ対たいにポッターだって思ってるの」
金きん髪ぱつを三つ編あみにした女の子はもどかしげに聞いた。
「ハンナ」太った子が重々しく言った。
「彼はパーセルマウスだぜ。それは闇やみの魔法使いの印だって、みんなが知ってる。ヘビと話ができるまともな魔法使いなんて、聞いたことがあるかい スリザリン自身のことを、みんなが『蛇へび舌じた』って呼んでたぐらいなんだ」
ザワザワと重苦しい囁ささやきが起こり、アーニーは話し続けた。
「壁かべに書かれた言葉を覚えてるか 『継けい承しょう者しゃの敵てきよ、気をつけよ』ポッターはフィルチと何かごたごたがあったんだ。そして気がつくと、フィルチの猫ねこが襲おそわれていた。あの一年坊ぼう主ずのクリービーは、クィディッチ試じ合あいでポッターが泥どろの中に倒れてる時、写真を撮とりまくって、ポッターにいやがられた。そして気がつくと、クリービーがやられていた」
「でも、ポッターって、いい人に見えるけど」ハンナは納なっ得とくできない様よう子すだ。
「それに、ほら、彼が『例のあの人』を消したのよ。そんなに悪人であるはずがないわ。どう」
“不过,他看上去总是那么友好。”汉娜犹豫不决地说,“还有,对了,当年是他使神秘人消失的。他不可能那么坏,对吧?”