マルフォイは答えも聞かずに合言葉を言った。壁に隠かくされた石の扉とびらがスルスルと開いた。マルフォイがそこを通り、ハリーとロンがそれに続いた。
スリザリンの談だん話わ室しつは、細長い天てん井じょうの低い地下室で、壁と天井は粗あら削けずりの石いし造づくりだった。天井から丸い緑がかったランプが鎖くさりで吊つるしてある。前方の壮そう大だいな彫ちょう刻こくを施ほどこした暖だん炉ろではパチパチと火が爆はじけ、その周まわりに、彫刻入りの椅い子すに座ったスリザリン生せいの影かげがいくつか見えた。
「ここで待っていろ」マルフォイは暖炉から離はなれたところにある空からの椅子を二人に示した。
「いま持ってくるよ――父ちち上うえが僕に送ってくれたばかりなんだ――」
いったい何を見せてくれるのかと訝いぶかりながら、ハリーとロンは椅子に座り、できるだけくつろいだふうを装よそおった。
マルフォイは間もなく戻もどってきた。新聞の切り抜きのような物を持っている。それをロンの鼻先に突き出した。
「これは笑えるぞ」マルフォイが言った。
ハリーは、ロンが驚おどろいて目を見開いたのを見た。ロンは切り抜きを急いで読み、無む理りに笑ってそれをハリーに渡した。
「日にっ刊かん予よ言げん者しゃ新聞」の切り抜きだった。
马尔福并没有听他的,兀自说道。只见隐藏在石墙里的一道石门徐徐敞开。马尔福大步走了进去,哈利和罗恩紧随其后。
斯莱特林的公共休息室是一间狭长、低矮的地下室,墙壁和天花板都由粗糙的石头砌成,圆圆的,泛着绿光的灯被链子拴着,从天花板上挂下来。在他们前面的一座雕刻精美的壁炉台下,噼噼啪啪地燃着一堆火,映出坐在厨围的雕花椅上的几个斯莱特林学生的身影。
“在这里等着。”马尔福对哈利和罗恩说,示意他们坐到远离炉火的两张空椅子上。“我去把它拿来—— 我父亲刚给我捎来的—— ”
哈利和罗恩暗自猜测马尔福会给他们看什么,一边尽量显出轻松自在的样子.片刻之后,马尔福回来了,手里拿着一张像是剪报一样的东西。他把它塞到罗恩鼻子底下。
“你看了准会哈哈大笑。”他说。哈利看到罗恩惊愕地睁大眼睛。罗恩迅速把剪报读了一遍,十分勉强地笑了一声,又把它递给哈利。是从《预言家日报》上剪下来的,上面写着——