ハリーはどうでもよかった。マルフォイより一枚上手うわてに出たんだ。グリフィンドールからいつ五点引かれようと、それだけの価か値ちがある。マルフォイは怒いかり狂っていた。ジニーが教室に行こうとしてマルフォイのそばを通った時、その後ろからわざと意い地じ悪わるく叫さけんだ。
「ポッターは、君のバレンタインが気に入らなかったみたいだぞ」
ジニーは両手で顔を覆おおい、教室へ走り込こんだ。歯をむき出し、ロンが杖つえを取り出したが、それはハリーが押し留とどめた。「妖よう精せいの呪じゅ文もん」の授じゅ業ぎょうの間中、ナメクジを吐はき続けると気の毒どくだ。
フリットウィック先生の教室に着いた時、初めてハリーは、リドルの日記が何か変だということに気づいた。ハリーの本はみんな赤インクで染そまっている。インク壷つぼが割われていやというほどインクをかぶったはずなのに、日記は何事もなかったかのように以前のままだ。ロンにそれを教えようとしたが、ロンはまたまた杖つえにトラブルがあったらしく、先せん端たんから大きな紫むらさき色いろの泡あわが次々と花のように咲さき、他のことに興きょう味みを示すどころではなかった。
可是哈利不在乎,他又赢了马尔福一个回合,即使格兰芬多要为此丢掉五分,也是完全值得的。马尔福看上去气疯了,当金妮从他身边走进教室时,他恶狠狠地冲着她的后背嚷道:“我认为波特不太喜欢你的情人节贺礼!”金妮双手捂着脸,跑进了教室。罗恩大吼一声,也拔出了他的魔杖,可是哈利把他拉走了。罗恩犯不着整堂魔法课都忙着吐鼻涕虫。
直到他们来到弗立维教授的课堂上,哈利才注意到里德尔先生的日记十分奇怪。他的其他书都染上了鲜红色的墨水。而那本日记,却像以前一样,于干净净的。他想向罗恩指出这一点,但罗恩的魔杖又出了麻烦:魔杖头上喷出大朵大朵的紫色泡泡,弄得他对什么都不感兴趣。