ハーマイオニーは誰からの助じょ言げんも受けず、全科目を登とう録ろくした。
――バーノンおじさんやペチュニアおばさんに、自分の魔法界でのキャリアについて相談を持ちかけたら、どんな顔をするだろう。――ハリーは一人で苦にが笑わらいをした。かといって、ハリーが誰からも指し導どうを受けなかったわけではない。パーシー・ウィーズリーが自分の経けい験けんを熱心に教えた。
「ハリー、自分が将しょう来らい、どっちに進みたいかによるんだ。将来を考えるのに、早すぎるということはない。それならまず『占うらない術じゅつ』を勧すすめたいね。『マグル学』なんか選ぶのは軟なん弱じゃくだという人もいるが、僕ぼくの個人的意見では、魔法使いたるもの、魔法社会以外のことを完かん璧ぺきに理り解かいしておくべきだと思う。とくに、マグルと身近に接せっ触しょくするような仕事を考えているならね。――僕の父のことを考えてみるといい。四し六ろく時じ中マグル関かん係けいの仕事をしている。兄のチャーリーは外で何かするのが好きなタイプだったから、『魔ま法ほう生せい物ぶつ飼し育いく学がく』を取った。自分の強みを生かすことだね、ハリー」
強みといっても、ほんとうに得意なのはクィディッチしか思い浮うかばない。結けっ局きょく、ハリーはロンと同じ新しい科目を選んだ。勉強がうまくいかなくても、せめてハリーを助けてくれる友人がいればいいと思ったからだ。
赫敏没有听从任何人的建议,在所有科目上都签了名。
哈利想,如果他去跟弗农姨父和佩妮姨妈商量他在魔法方面的事业,他们还不知道会说什么呢。想到这里,他暗暗地苦笑。他并不是没有得到任何指导:珀西韦斯莱很迫切地向他言传身教。
“就看你想去什么地方了,哈利。”他说,“必须早点为将来打算,所以我向你推荐占卜术。人们说选择麻瓜研究是愚蠢的,但我个人认为,巫师应该对非魔法社会有一个全面彻底的了解,尤其是如'果他们想从事与麻瓜联系密切的工作的话—— 你看我父亲,他每时每刻都必须与麻瓜的事务打交道。我哥哥查理一向喜欢在户外活动,所以他选择了保护神奇生物课。发挥你的强项,哈利。”
可是哈利觉得他惟一真正擅长的就是魁地奇。最后,他选择了和罗恩一样的几门新课。他觉得,如果这几门课学起来很费劲,至少还有一个人愿意友好地帮助他。