「ジニー」ウィーズリー氏が仰ぎょう天てんして叫さけんだ。
「パパはおまえに、何にも教えてなかったというのかい パパがいつも言ってただろう 脳みそがどこにあるか見えないのに、独ひとりで勝手に考えることができるものは信用しちゃいけないって、教えただろう どうして日記をパパかママに見せなかったの そんな妖あやしげなものは、闇の魔術が詰つまっていることははっきりしているのに」
「あたし、し、知らなかった」ジニーがまたしゃくり上げた。
「ママが準じゅん備びしてくれた本の中にこれがあったの。あたし、誰かがそこに置いていって、すっかり忘れてしまったんだろうって、そ、そう思った……」
「ミス・ウィーズリーはすぐに医い務む室しつに行きなさい」
ダンブルドアが、きっぱりした口調でジニーの話を中ちゅう断だんした。
「苛か酷こくな試し練れんじゃったろう。処しょ罰ばつはなし。もっと年上の、もっと賢かしこい魔法使いでさえ、ヴォルデモート卿きょうにたぶらかされてきたのじゃ」
ダンブルドアはつかつかと出口まで歩いていって、ドアを開けた。
「安あん静せいにして、それに、熱い湯ゆ気げの出るようなココアをマグカップ一いっ杯ぱい飲むがよい。わしはいつもそれで元気が出る」
ダンブルドアはキラキラ輝かがやく目で、やさしくジニーを見下ろしていた。
「マダム・ポンフリーはまだ起きておる。マンドレイクのジュースをみんなに飲ませたところでな。――きっと、バジリスクの犠ぎ牲せい者しゃたちが、いまにも目を覚ますじゃろう」
「じゃ、ハーマイオニーは大だい丈じょう夫ぶなんだ」ロンがうれしそうに言った。
「回かい復ふく不ふ能のうの傷しょう害がいは何もなかった」ダンブルドアが答えた。
ウィーズリー夫ふ人じんがジニーを連れて出ていった。ウィーズリー氏しも、まだ動どう揺ようがやまない様よう子すだったが、あとに続いた。
他大步走到门边,把门打开。
“卧床休息,或许,还应该再喝上一大杯热气腾腾的巧克力奶,我一向觉得那对改善我的心情很有好处。”他说,一边低头慈祥地冲金妮眨眨眼睛。“你会发现庞弗雷夫人还没有睡觉。她刚才在分发曼德拉草药水—— 我敢说,蛇怪的受害者随时都可能醒过来。”