夏なつ学がっ期きの残りの日々は、焼けるような太陽で、もうろうとしているうちに過ぎた。ホグワーツ校は正せい常じょうに戻ったが、いくつか小さな変化があった。「闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ」のクラスはキャンセルになったハーマイオニーは不満でブツブツ言ったが、ロンは「だけど僕たち、これに関してはずいぶん実じつ技ぎをやったじゃないか」と慰なぐさめた。ルシウス・マルフォイは理り事じを辞やめさせられた。ドラコは学校を我わが物もの顔がおにのし歩くのをやめ、逆に恨うらみがましくすねているようだった。一方、ジニー・ウィーズリーは再び元気一いっ杯ぱいになった。
あまりにも速はやく時が過ぎ、もうホグワーツ特とっ急きゅうに乗って家に帰る時が来た。ハリー、ロン、ハーマイオニー、フレッド、ジョージ、ジニーは一つのコンパートメントを独どく占せんした。夏休みに入る前に、魔法を使うことを許された最後の数時間を、みんなで十分に楽しんだ。「爆ばく発はつスナップ」をしたり、フレッドとジョージが持っていた最後の「花火」に火を点つけたり、互たがいに魔法で武器を取り上げる練習をしたりした。ハリーは武ぶ装そう解かい除じょ術じゅつがうまくなっていた。
キングズ・クロス駅に着く直前、ハリーはあることを思い出した。
「ジニー――パーシーが何かしてるのを君、見たよね。パーシーが誰にも言わないように口くち止どめしたって、どんなこと」
「あぁ、あのこと」ジニーがくすくす笑った。「あのね――パーシーにガールフレンドがいるの」
「なんだって」
フレッドがジョージの頭に本を一ひと山やま落とした。
夏季学期剩下来的那段日子,是在一片耀眼的阳光中度过的。霍格沃茨恢复了正常,只有几个小小的变化:黑魔法防御术的课程取消了(“反正我们在这方面已经有了大量的实践。”罗恩对闷闷不乐的赫敏说),卢修斯马尔福被开除出了学校董事会。德拉科再也不在学校里趾高气扬地到处走来走去,就好像他是这里的主人似的。相反,他现在整天阴沉着脸,似乎心里充满了怨恨。另一方面,金妮韦斯莱又恢复了活泼开朗的性格。
一转眼,他们就要乘霍格沃茨特快列车回家了。哈利、罗恩、赫敏、弗雷德、乔治和金妮单独占了一个隔间。他们充分利用放假前允许使用魔法的最后几个小时。他们玩了“噼啪爆炸”,燃放了弗雷德和乔治的最后几支费力拔烟火,还互相练习了用魔法解除对方的武器。这一套魔法,哈利现在做起来已经很熟练了。
列车快要到达国王十字车站时,哈利突然想起了什么。
“金妮—— 那天你看见珀西在做什么,他不许你告诉任何人?”
“噢,你问那个呀,”金妮咯咯笑着说,“是这样—— 珀西交了一个女朋友。”
“噢,你问那个呀,”金妮咯咯笑着说,“是这样—— 珀西交了一个女朋友。”
弗雷德把一摞书掉在了乔治头上。
“什么?”