〈材料〉
(1)大根二分の一本(2)いか二杯(3)土生姜(薄切り)ひとかけ(4)出し昆布(五〜六センチ角のもの)一枚(5)タカの爪一本(6)醤油四分の一カップ(7)酒四分の一カップ(8)砂糖小さじ二杯(9)柚子の皮(千切り)小さじ一杯(10)米小さじ一杯
〈作り方〉
(1)大根は厚目に皮をむき、二センチの厚みの輪切りにし、底に十文字の切りこみを入れる。
(2)鍋に水をはり、米小さじ一杯、タカの爪一本を入れて、そこに大根を入れ、水からゆでる。大根がやわらかくなったら火をとめてそのまま冷ましておく。
(3)いかは皮をむき、内臓を取り、一センチ幅の輪切りにして酒をふりかけておく。
(4)鍋に出し昆布をしき、そこに洗った大根、いかを入れ、材料がひたひたになるくらいまで水を入れる。生姜の千切りを入れて火にかけて煮る。いかの色が変わったら、砂糖小さじ二杯、醤油四分の一カップ、酒大さじ五杯を入れ、落としブタをしてさらに七〜一〇分弱火で煮ふくめる。このような煮ものの味つけは、材料が煮つまると味が濃くなるので、少しもの足りなく思う程度で、最初から濃い目の味つけにしないことがおいしく作るコツ。最後に柚子の皮をふる。