〈材料〉
(1)牛肉かたまり(ロース、イチボ、ランプなど)六〇〇〜八〇〇グラム(2)玉ねぎ(スライス)大二個分(3)セロリ(葉つき)三〜四本(4)人参(薄くスライス)一本(5)パセリ三〜四本(6)ローリエ二枚(7)塩小さじ二〜三杯、胡椒小さじ一杯、オールスパイス(あれば)小さじ一杯(8)赤ワイン二カップ(9)サラダ油三分の一カップ(10)中華鍋又は大きめのフライパンか厚手鍋、それに合わせた餅網、スチールかアルミのボウル、アルミホイル適当
〈作り方〉
(1)牛肉のかたまりは凧糸でしっかりしばり、フォークで全面をつついて、バット又は深皿におき、塩、胡椒、オールスパイスをそれぞれ小さじ一〜二杯程度よくすりこみ、赤ワイン二分の一カップをかけ、三十分漬けこんでおく。
(2)玉ねぎ、人参はスライスして、セロリは葉先を切ってから筋をとっておく(掃除したセロリはサラダか、スープで煮てガルニにする)。人参も皮の部分を使ってバター煮してもよい。これらの作業は、肉に調味料をすりこんでからする。
(3)フライパン又は中華鍋を熱してから、サラダ油をたっぷり入れて、肉を入れ、強火で全体に焦げ目をつける。焦げ目がついたらオイルごともとのバットに返す。
(4)フライパン又は中華鍋をよく洗ってきれいにし、アルミホイルで包んだ餅網をおいて〇・五センチほどの空間を作っておく。
(5)焼き目をつけた肉に、軽く全体に凧糸を巻きつけ、全体に玉ねぎ、人参、セロリの葉、ローリエ、パセリをはさみこむ。
(6)アルミホイルの上をあけて肉を餅網の上にのせ、バットの汁を全体にかけ、スチールなどのボウルで鍋にフタをして一〇〜一五分ほど強火で蒸す。
(7)ボウルをあけて上下を返し、残りの赤ワインをかけて再びフタをして、はじめの五〜七分は強火、後の一〇分は中弱火で蒸し焼きにする。計三〇〜四〇分焼いたら火をとめる。一〇分ほど蒸らしをかけて取り出し、焼き汁をフィルターで漉した汁に、トマトピューレ、トマトケチャップ、ウスターソース、バターを加えてソースを作る(肉に弾力のあるうちは、中はレアの状態。蒸しを長くかけるほど中がよく焼けてくる)。