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寝台急行銀河の殺意4-2

时间: 2019-04-26    进入日语论坛
核心提示: 浦上はハンバーガー店を出て、谷田と別れると、東京・杉並の、細波編集長の自宅へ報告電話を入れた。「浦上ちゃん、ご苦労さん
(单词翻译:双击或拖选)
 浦上はハンバーガー店を出て、谷田と別れると、東京・杉並の、細波編集長の自宅へ報告電話を入れた。
「浦上ちゃん、ご苦労さん。朝は弱いのに随分早くから動いていたんだね」
 編集長は機嫌がよかった。キャッチした情報《ねた》が新鮮なら、編集長の声も甲高くなってくる。
「他の週刊誌もやってくるだろう。そこまでつかんだのなら、横手取材は、早いほうがいい」
「そのつもりです。これから上野へ直行します」
 と、浦上はこたえた。
 取材慣れのしている浦上は、いつでも、出張の用意ができている。
「浦上ちゃん、取材費のほうは大丈夫かい。上野へ行く前に、社へ寄っていくか」
「持ち合わせで、何とかなるでしょう。向こうに着いて、宿が決まったら、編集部へ電話を入れます」
 浦上は受話器を戻すと、一眼レフのカメラなどが入ったショルダーバッグを手にして、菊名駅の改札口を通って上野へ向かった。
 
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