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美女入門173

时间: 2019-08-22    进入日语论坛
核心提示:私の体が目当てなのねこのあいだの「アンアン」の「セックス特集」、とっても勉強になりましたね。江角マキコさんの裸はとてもと
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私の体が目当てなのね

このあいだの「アンアン」の「セックス特集」、とっても勉強になりましたね。
江角マキコさんの裸はとてもとても美しく、こういう人が自由でときはなたれた精神を持っていたら、もうこの世に敵なし、という感じですね。うーん羨《うらや》ましい。恋愛に関して悩みなんてないように思ってしまう。
さて私は特集号の中の、読者の意見をつぶさに読んだ。そしてわかったことがある。今の世の中っていうのは、思っていた以上に二極分化が進んでいるんだ。ススんでいるコたちは、それSMは感じる、それ公園で人に見られながらやるともっと感じる、などと言ってタブーはほとんどない。男性とのことは体の相性がいちばんなのだから、恋愛はセックスから始まってあたり前という意見もある。それと反対に、古風なコはとっても古風だ。セックスから始まる恋愛なんてとんでもない、と考えているコも多い。
こういうコにとって、恋愛とセックスとの関係はそう割り切れるものではないであろう。会うたびに彼から求められると、
「体だけが目的かしらん」
と疑いの目を持つ。何もされなきゃされないで、
「もう私のことは飽きちゃったんだ」
と悲しくなる。セックスは体を使ってする楽しいゲームと割り切る人には、ちょっと考えられないほど、いじいじした悩みが始まるわけだ。かつての私もそうであったが、自信のない女のコほど、男の人に対してとても疑り深い。そして不思議なことに、同時に計算高いのである。恋人が出来、ステディになって何度かセックスをする。好きな男だったら、それだけで満足すればいいのに、すぐに不満を持つのもこの種の女の特徴だ。つまり、
「こんなに何回も、しかもタダでさせているのに見返りがないじゃないか」
と思ってしまうわけですね。
モテる女、自分に自信のある女性というのは、ある種類の女を除いて自分のセックスに換金性を持たせない。私の知り合いでマスコミ関係(注・出版社ではない)に勤める女性は、キュートな美人でモテる。同じ会社の中で、しょっちゅう恋愛事件を起こしているそうだ。私は彼女に忠告したことがある。
「一業種ひとりっていうのは原則だけど、せめて一企業ひとり、にしたらどう」
もう一人居合わせた人が言った。
「会社のエレベーターが停まってあなたが乗り込むと、その中に必ずひとり過去に寝た男が乗っているっていう噂よ」
彼女はケラケラ笑って、
「そんなことはないよ。三台停まってひとり、ぐらいの割合じゃないかなぁ」
あっけらかんとしたもので、私はすごいなあとうなってしまった。よっぽど魅力と自信がなければ、こんなことは言えまい。
多くの庶民レベルの女は、セックスというものの快楽を、自分ひとりの満足として楽しむことが出来ないからめんどうになるのだ。
男の人と別れた直後、こう言う女が実に多い。
「私とさんざんしたくせに」
これはひどい例であるが、彼がなかなか抱いてくれないと文句を言っていた友人がいた。彼女があのテこのテを使って、やっとベッドへ誘い込んだ時は、女友だちみんなが祝福した。
「よかったねー、ホモじゃなかったんだ」
彼女が言うには、相手の男性はあまり女性に縁がなかったらしく、
「すぐに私のニクタイに溺《おぼ》れたのよ」
と自慢が続いた。ところが半年もしないうちに、彼は別れ話を持ち出したらしい。そうしたら彼女、何て言ったと思います?
「あんなに私の体をもてあそんだくせに。これはもう結婚詐欺よね。私はあの男の親や会社に言いつけてやる!」
私たちは開いた口がふさがらなかった。
まあ極端な話をしてしまったが、女のコにとって、男の人が自分を求めセックスしてくれるのはとても嬉《うれ》しい。しかしこの嬉しさが重なってくると、傲慢《ごうまん》な不安が目ざめてくるから困ったものである。
「私は、すぐ出来る、都合のいい女なんじゃないかしらん」
こういう女が世の中からいなくならない限り、やはり結婚という制度もなくならないのである。女特有の、
「私はタダでさせていて、損をしている」
という図々《ずうずう》しい論理は、エンゲージリングをもらったとたん、瞬時に消え去るのだから。
が、結婚したとたん、また新たな悩みが始まる。なぜなら結婚というのは、エロスからほど遠いものだからだ。新婚の時はともかく、普通の夫婦はそんなにセックスをするもんじゃない。恋人だった男は、パジャマ姿のボサボサ髪に、オナラなんか平気でしたりする。めったに奥さんを抱いたりなんかしない。ここで多くの女が、
「結婚ってこんなものだったのね」
と悶々《もんもん》とするわけである。それを一度経験した賢明な女性というのは、もはやたやすく再婚しない。江角マキコさんを見よ。
とにかく恋愛とセックスという問題は、本当にむずかしく、悩みのタネが尽きないのであります。悩んだり苦しいこともあるけれども、まあ濃厚な幸福に彩られたりもするから始末に困る。「体が目的では」と疑うより、「私の体は目的にされるぐらいスゴい」と自信を持つ。とにかくポジティブに生きるしかないのです。
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