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美女入門231

时间: 2019-08-23    进入日语论坛
核心提示:お肉が来た!皆さん、お元気ですか。リバウンドの恐怖と必死に戦っている私です。ご存知かと思いますが、インストラクターの先生
(单词翻译:双击或拖选)
お肉が来た!

皆さん、お元気ですか。
リバウンドの恐怖と必死に戦っている私です。ご存知かと思いますが、インストラクターの先生の手を離れ、ひとりでやっていこうとけなげに決心したところまではよかったのであるが、ついワインを飲み、デザートも食べた。
「いいじゃん、いいじゃん、このくらい。こんなご馳走《ちそう》を食べられる日は特別だし」
と思っていたのであるが、その特別な日があまりにも続き過ぎたようである。
ひたひたと迫り来るエイリアンのように、お肉は静かに着実に私の体についていった。腕をまわす、ふとわき腹のまわりに感じる懐かしい感触……。
「あ、お肉が来た」
こわくて体重計に乗れない。
おとといのこと、久しぶりにテツオとデイトをした。おいしい和食の店だ。ここは前菜代わりにお鮨《すし》が出る。ほんのちょっぴりだから食べた。スッポン雑炊も食べた。テツオはお酒を飲んでいたので、自分の分も勧める。
「とりあえず、うちの撮影の日までに痩《や》せてくれればいいよ」
なんてやさしい。
その後、二人でバーに入った。ここでイチゴベースのカクテルを二杯飲んだ。ここのバーテンダーさんはすごく鋭い人で、私がちょっといいナと思っている男の人と二人きりで行くと、まるっきりほっといてくれる。が、テツオの時はずっと前にいる。
「ふつう男と女がバーへ行けば、それなりの気配が漂うんだろうけど、オレたちの場合、そういうオーラがゼロなんだよな」
さすがのテツオもしみじみと言ったぐらいだ。私たちって、どう見てもそういう風に見えないらしい。ずっと前、二人で午前二時の西麻布を歩いていた時、犬を散歩させている知り合いに会った。そういう時って、ふつう物陰にさっと行くものではないだろうか。そして、
「実はあの二人は……」
と頷《うなず》いたりするものではないだろうか。それなのに、その人は明るく私たちに声をかけたのだ。
「やあ、カラオケの帰りなんだね」
こんなことを言われるわが身が悲しいが、本当にそうだったことも悲しい……。
まあ、そんなことはどうでもいいけれど、次の日、おそるおそる体重計に乗ったら、トータルで三キロ太っていた。もうこんな生活、本当にイヤッ。ちょっと食べたらすぐに肉となる。日々この思いと戦いながら食べるなんてさ。
そんなわけで、ここのところは気持ちを入れ替え、出来るだけうちでごはんをつくるようにしている。おひたしに煮物、お魚の焼いたものとか出来るだけ野菜をとる。こういうのを、うちの夫は「よし、よし」といった感じで平然と食べる。このあいだは、
「魚が生焼けだったぞ。いつも君はズボラなんだから」
と怒られ、私はカッときた。
「飯島直子の離婚記事を読まなかったの」
と、テーブルをひっくり返そうと思ったぐらいだ。天下の美女、スター飯島直子さんは、別れる時、
「私は飯炊き女じゃない」
と言ったそうだ。週刊誌の見出しだから、本当かどうかわからないけどその気持ちはわかるなあ。私なんか、朝のトーストにもバターを塗って夫に渡す。彼は機嫌のいい時は「ありがとう」と言うけど、たいていは黙って新聞を読んでいる。そういう時、私は飯島直子さんと同じことを考える。
「私は飯炊き女じゃない」
そんな折りも折り、松嶋菜々子さんと結婚した反町隆史さんが、記者会見でこんなことを言っていた。どんなところがよかったかと聞かれ、
「料理をつくってくれる」
だと。
好きな人にお料理をつくるのはすごく楽しい。喜んでくれたりすると、ものすごく嬉《うれ》しい。私もそのひとりであるが、女はこういうことをしたくて結婚するところがある。
しかしごはんというのは、三六五日毎日つくらなきゃならない。昼は別々に食べるとして、×二は七三〇回である。これをちゃんとやろうとしたら働く女には無理だ。
しかも男の方はつけ上がってくる。テーブルに座ると、料理は出来ているものと思ってしまう。この頃の若い男のコだと、自分でつくる人も多いけれど、やはり最終的には女に負担がくる。
愛から出た行為がやがて負担になり、負担は愛を失わせてしまうのよね。
ふたりでパスタをつくってワインを開ける、なんていうのは恋人か新婚の時だけ。クッキングはやがて飯炊きに変わっていくのよ。結婚なんてこんなもんなのよ。
結婚記者会見の時に、
「彼女に惚《ほ》れたのは、スターでキラキラしていて、女優として一生懸命やっているところです」
という男を見つけなくてはいけないのだが、そんなことはむずかしい。女はどんなスターでも、素の自分(料理もつくるふつうの女のコ)を愛してくれる男を求めてしまうから。
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