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落語特選44

时间: 2019-09-22    进入日语论坛
核心提示:あとがき筑摩書房編集部の豊島洋一郎さんから『落語特選』という表題《タイトル》を与えられて、今回上下二冊に『落語百選』(全
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あとがき

筑摩書房編集部の豊島洋一郎さんから『落語特選』という表題《タイトル》を与えられて、今回上下二冊に『落語百選』(全四巻 ちくま文庫)に入らなかった噺をさらに四十編、補充した。〈百選〉には有名《ポピユラー》な、好まれる噺を主に選んだが、こちらの〈特選〉には強烈な個性をもつ、毒気のある、どちらかと言えば特異《ユニーク》な�鬼っ子�が揃っている感がある。
まだこれらの噺以外に「睨《にら》み返し」「言訳座頭」「試し酒」「猫の災難」「長短」「愛宕山」など、演者の表情、しぐさで見せる[#「見せる」に傍点]噺は文章化《リライト》に限界があるので、割愛せざるを得なかった。その他、地噺、小噺など演者の話芸で聴かせる演目や、地口(駄洒落)やクスグリだけの他愛ない前座噺など……そうした多種多様《ヴアラエテイ》に富む演目が雑多に幅ひろく、底深くあって、落語という全体像が成立していることを改めて再発見した。
旧刊の〈百選〉に続いて、思いがけず四半世紀を経て、再び書き起こすことになったが、佐久間聖司さんの編集協力に支えられた、千載一遇の恵みがあった。彼は無類の落語好きで、ことに巻末に記した落語速記の資料文献の蒐集家《コレクター》で、そのほとんどの提供をうけた。またなによりも今日、毎日のように寄席、落語会へ通っていて、現代《いま》の落語の情報通でもあった。そうした彼が小生の書き起こす原稿を厳正に検証《チエツク》するだけでなく、他の速記の類例を捜し出し、参照し、さらに新しいクスグリやサゲを発案したり……そうした共同作業によって進行した。日ごろ怠け者の小生が迅速《じんそく》でかつ精緻《せいち》な仕事が出来たのは、こうした編集担当の豊島洋一郎さんと佐久間聖司さんとのチームワークの賜物で、終始有難く、たのしいものであった。
顧れば、かつて八代目林家正蔵(のち彦六)、十代目金原亭馬生からうけた幾多の教示と、小生とかかわった先達、友人たちの厚情と、そして、多くの読者の支持に心から感謝している。
かくして、活字落語の集大成——本シリーズは完了した。
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