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糸井重里の萬流コピー塾85

时间: 2019-11-08    进入日语论坛
核心提示:ポジショニング 雑種は「ハーフ」である、という発想も多かったが、これだけが残った。・関野正顯『君ンちの雑種と僕ンちの雑種
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ポジショニング
 
 雑種は「ハーフ」である、という発想も多かったが、これだけが残った。
・関野正顯『君ンちの雑種と僕ンちの雑種をかけあわせて、|複雑《ヽヽ》にしてみないか』(梅) △ 。
・伊藤慶幸『ホリが深いと思ったら、混血なんだね、シロは』(梅) △。
さて、続いて「黒い笑い」を数点。正直に告白すると、これらを掲載はするが、家元は、あまり好きではない。これは単なる家元の好みの問題である。
・磯部恭広『白い非常食』(梅) ×。
・赤川祥夫『おっと、また|轢《ひ》いてしまったィ。今日は、白犬の異常発生かなァ』(梅) ×。
・小林牧朗『タイヤ血だらけ、シロハエだらけ』(梅) ×。他にも、多数「非常食」という発想のものはあった。現役の保健所勤務の狂犬病予防員もいて、
・中田克平『つぶす手間は、どれでもいっしょヨ』(餅) × を送ってきた。この手の中では、
・川村敬一『国立の医学部へ行った奴もいましたよ』(竹) △ が、すぐれていたように思う。人間の側にも多少の「痛み」がないと、ちょっとやりきれないのだ。川村は二本入った。
それでは、雑種の「立場」をテーマにしたものを見てみよう。いわゆる「ポジショニング」という考え方で、商品の位置を確かめることを、プロもよくする。
・岩井裕之『飼いやすい。捨てやすい』(梅) △。
・船山満『表情がわれたら雑種はつとまらん』(竹) △。
・飯島美紀子『「うちじゃ飼えないって言ったでしょ! パパは犬がキライなのよ!」ってママが。シロはパパのこと好きなのに……』(梅) ○。これは、『だけど、シロはパパが好きなんだ』と短くできる。
・門田陽『ぼ、ぼくぅ大きくなったら土佐犬になりたいと思います。パチパチパチ』(梅) ○。
・(不明・奈良の人らしい)『あ、犬が庭を歩いてる。そこのいぬ〜。ママにしかられるよ〜』(梅) △。
・五島忍『朝帰りのおみやげに』(梅) △。よく出来てはいる。
・山口正明『ああ〜だめっ。だめですったら。シロが起きますよ』(毒) △。何をやってるんだ、山口の近所では。
続いて、塾生の大好きな「そういうこと」関係。
・川村裕之『よく見ろ、|くちべに《ヽヽヽヽ》じゃあねーぞ!』(梅) ×。
・酒井真一『春先に賭けてます』(梅) △。
・宮崎英一郎『まかり間違って正常位を発見しそうな……雑種はそんな可能性を秘めています』(梅) △。
・藤原保夫『性的先進犬』(竹)○。ちょっと甘いかな?
・宮崎智勝『マルチーズを抱いた時の彼の眼は、まるで野獣のようだった』(竹) △。
・上松治『シロは上方のりおの腰マネが得意です』(梅) △。
このへんまでは、ふつうの「そういうこと」だが、こういうのもあった。
・川崎稔『シロ、いい名だ。今夜、どうかな』(毒) ×。川崎というコトバには、いずれにせよ何か怪しいものがあるな。
血統にテーマをもっていったコピーも、ずいぶんあった。
・佐藤年信『月に向って“息子をよろしく”と吠えている父に“母さんは?”なんて言えるでしょうか』(梅) △ は、ちょっとコリすぎかな。
・高橋滋『ふしだらな母は、血統書を持っている』(梅) △。
・高雄啓子『「ボーイ ミーツ ガール……ただ、それだけの話だよ」ママはそう言って小さくうなった』(竹) ○。
・柿沼徳治『シロはパンダを産む夢を抱いて、クロに嫁いだ』(梅) ○。
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