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私の部屋に水がある理由04

时间: 2019-12-07    进入日语论坛
核心提示:京都のシロフクロウ新幹線の中で対戦型テトリスをやりながら、京都へ行った。対戦型のテトリスでは、相手が二段以上ブロックを消
(单词翻译:双击或拖选)
京都のシロフクロウ

新幹線の中で対戦型テトリスをやりながら、京都へ行った。対戦型のテトリスでは、相手が二段以上ブロックを消すとこっちにそれが引っ越してくるので、一人でやるより三倍面白い。ルールも簡単だから、オトナの人でもすぐ楽しめる。私のマネージャーなんてもともと部屋の模様替えが好きなせいか、あっという間に強くなっちゃった。こないだも徹夜で仕事していて、
「眠いようー、もうだめ」
と泣いてたら、
「テトリスやろうテトリス」
もちろん私はぼろ負け。それを見てマネージャーは、
「あれ? もう終わったの?」
と憎々しげに言う。
「ちっくしょー!」
とむきになって、目もすっかり覚めたところで、
「さあお仕事」
とゲームボーイは取り上げられたのであった。とほほほ、のせられやすい私。私のマネージャーは有能だ。
京都は三回めくらいだったかな。最初はうろうろしただけ、二度目は梅小路へ行ってSLを見た。今度は動物園だー!「京都市動物園」は東山にあるが、名古屋に「東山動物園」というのがあるのでまぎらわしい。
そういえば名古屋の「東山動物園」のほうでは、
「ウーホ、ウホ、ウホ、ウッホ」
と鳴く猿と出会った。のどが、お祭りなんかでよく売ってる笛、ほら風船をぷーとふくらますと、その空気で「ヴィー」と音を出すやつ、あれのようになっているのだ。つまり、
「ウー」
でのどがガレスピーの頬のようにプーと膨らみ、その息を吐く時、
「ホ」
が出るのであった。私はものまねができます。見ているうちに覚えてしまったのだ、エッヘン。威張るようなことでもないか。
京都市動物園では、ワニやシロフクロウたちと出会った。ワニをあんなに近くで見たのは初めて。こわかったようん。普通、オリのむこうだったりするじゃないすか。すごく薄いガラスなんだもん。カミツキガメなんか、水槽割る奴いるし、もしあの大きさのワニを原地から連れて来て入れたら、見てる人は危ないかもしんない。でもそのワニたちはどうも水槽暮らしが長いらしく、完全にたそがれていてぴくりとも動きませんでした。おなかはぶくぶく、目も白かった。目って、すぐやられちゃうのよね。私の所で飼ってる魚もそうです。
 私の魚といえば、最近またナマズを買ってきました。こないだ死んで剥製《はくせい》になっちゃったオキシドラスの幼魚と、レッドテールキャット。オキシドラスっていうのは真っ黒いナマズで、側線がアジのようにギザギザになっています。顔つきは馬さんのよう。レッドテールキャットのほうは名前のとおり、しっぽが赤い。黒と白のストライプに赤いしっぽが、カフェバーのようにおっしゃれー、だったりして。顔つきはそうね、アホロートル(ウーパールーパー)に似ています。そいつはナマズにしては活動的なほうなので、エサは金魚です。追い掛けてはごくんと飲む。ナマズはたいがいそんなことはしないから、ほかの奴はイトミミズをずずずとすすっているんでした。
そういえばもう今年の春で終わったけど、FMジャパンというFM局で、『キャットフィッシュ』という番組の木曜日を担当していたの。「中南米名曲コーナー」というのを勝手につくってペレス・プラドやティト・プエンテやオーガスタ・ダーネル(キッド・クレオール)の曲ばっかかけてたんですが、番組に来るファクスやらおたよりに、
「キャットフィッシュってカワイイ名前ですねー」
となんだか妙にはしゃいでいるのや、猫と魚の絵を並べて描いてあったりするのがあったの。「キャットフィッシュ」がナマズのことだっていうのは、私が思っていたほど知られてないのね。そりゃそうか。私がナマズ飼ってるっていうとびっくりする人多いもんなあ。んでね、びっくりしたあと必ず、
「地震を予知させるため?」
とか聞くの。あー、ヘナヘナと腰の力が抜ける。そんなにそんなに「役に立つもの」がお好きなんですかぁ? ナマズは、かわいいですよう。いちんちじゅう土管の中にはいって、ぜんぜん動かないけど。そういえば、動物園でも、動かないナマケモノなどはあまり人気がないらしい。水族館に行っても、動かない魚の水槽を、動くまで叩いている人もいる(なぜか関西に驚くほど多い)。あれは嫌だ、頼むからやめてよー。あれって、
「最近あの人なんもやんないじゃん、なにしてんの?」
と、芸能関係者のスキャンダルを要求する根性と似てるような気がして、気持ちがすさんじゃう。
まあそれはともかくシロフクロウです。私とマネージャーと、今回の仕事の担当さん(その人も内田という)は、このシロフクロウの顔を見て、五分くらい笑ってました。目がね、「博多にわか」みたいになんのー。わはは。思い出しただけで笑ってしまう。しかし帰って来てから図鑑を見たら、目はほかのフクロウと同じく丸かった。ということは昼間だから眩しかったのかな。でもほかの奴は同じ条件なのにあんな波目ではなかった。色白だしほんと、おたふくが鳥になったようでありました。
そのあと、動物行動学者の日高敏隆先生と猫や魚のお話をして、また新幹線の中でテトリスをやりながら帰って来ました。そんで東京駅でタクシー待ちの列が長かったのでまたテトリスをやりましたが、周りのお勤め風の人たちが、神経症みたいに喋りまくっててこわかった。
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