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たべもの歳時記18

时间: 2019-12-30    进入日语论坛
核心提示:めばち メバチは、ホンマグロ、キワダマグロ、ビンナガなどと同じマグロの仲間です。マグロ好きの日本人には、比較的なじみがう
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めばち

 メバチは、ホンマグロ、キワダマグロ、ビンナガなどと同じマグロの仲間です。マグロ好きの日本人には、比較的なじみがうすく、一般によく知られるようになったのは、ごく最近の、いわば新参者です。
すしダネにして、もてはやされるホンマグロのように、近海では獲れず、遠洋産だったことが知られずにいた理由で、近年になって、漁船が大きくなり、何百、何千キロと遠くに漁に出るようになって獲れ出し、一般にお目見えするようになったのです。
和名のメバチは、東京、東北、東海、高知あたりで呼ばれる名まえで、眼がぱっちりと大きい意。漢字では「眼撥」、略してバチともいいます。成長すると、体長二メートル、体重八十五キロぐらいになり、肉はあざやかな赤で、やわらかく、ホンマグロやキワダには劣りますが、すしダネとして使われます。刺身以外には、魚肉ソーセージの主原料とされます。
メバチのしゅんは、春(三〜四月)と秋(十〜十一月)。参考までに同じ仲間のマグロたちのしゅんを列記すると、クロマグロ(六〜七月)、キワダマグロ(七〜八月)、ホンマグロ、メジマグロ(周年)となっていて、マグロ全体で考えると、一年中どの種類かが、しゅんの時季に当っているので、しゅんの幅はまことに広いといえます。しかし、脂肪の多いトロは季節による脂肪量(貯蔵脂肪)の差がいちじるしく、うまさに大きく影響するので、冬の脂の乗った時季のものを選ぶ必要があります。
メバチは流網や|はえなわ《ヽヽヽヽ》で獲り、とくに月夜の晩にはよく獲れると、マグロ漁の船乗りに聞いたことがあります。残念ながら、それがいかなる理由にもとづくものか聞きそびれました。
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