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たべもの歳時記21

时间: 2019-12-30    进入日语论坛
核心提示:はまぐり 日本の国内の各地から貝塚が発見され、その数は二千に近いといわれています。これは、今からざっと三〜七千年も前の縄
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はまぐり

 日本の国内の各地から貝塚が発見され、その数は二千に近いといわれています。これは、今からざっと三〜七千年も前の縄文時代に生活していた、わたくしたちの祖先が、食べたものの残りを捨てた「ごみ捨て場」であるといわれています。その規模や形状は、地形や人口、居住の期間、それに貝の繁殖状況によってさまざまですが、地形の関係からでしょうか、主に太平洋側に多く、日本海側には少ないようです。その場所は、河川の中、下流域と、内湾の河口など、いくつかのタイプがあるようです。
ともかく、貝塚といわれるくらいで、貝の多いことからすると、原始時代のひとたちは、やはり貝をたいせつな食料源にしていたことが想像されます。貝とひと口にいっても、二枚貝と巻貝合わせて、百八十種とも二百種余りともいわれるほど多くの貝が発見され、全国百カ所以上の貝塚から記録された貝種のうち、多いものから順に挙げると、つぎのようなものです。
㈰ハマグリ㈪カキ㈫アカニシ㈬サルボウ㈭オキシジミ㈮シオフキ㈯ハイガイ㉀ツメタガイ㈷アサリ、この記録でもお分りのように、ハマグリは、貝塚貝類の主体となるように、たくさん採取されていました。一年中ありますが、やはり、ハマグリといえば早春の季節が想い出されます。しゅんは三、四月頃で、桃の節句に、ハマグリのお吸いものが出されるのも、縁起にちなむとはいえ、その頃が、ハマグリのいちばんおいしい季節だからでありましょう。
塩水に金気のものを入れ、一晩浸《つ》けて砂出しします。真水の中では殻を開きません。うしお汁のほか、酒蒸し、浜なべ、殻焼き、ぬた、クリーム煮などにして賞味します。
蛤のうしほ十日の旅の果 正敏
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