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たべもの歳時記31

时间: 2019-12-30    进入日语论坛
核心提示:あさり 日本で獲れる貝には、実に多くの種類がありますが、カキとアサリは、とりわけ産額が多く、ホタテガイとハマグリがこれに
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あさり

 日本で獲れる貝には、実に多くの種類がありますが、カキとアサリは、とりわけ産額が多く、ホタテガイとハマグリがこれに次ぎ、その他の貝で産額の多い順に挙げると、サルボウ、シジミ、ホッキガイ、サザエ、アワビ、イタヤガイ……という順になっています。潮干狩で採ってきたアサリは、一晩以上塩水に浸けて砂を吐かせ、よく洗ってから、すまし汁にするのが、いちばん簡単でおいしいものです。この際、アサリ自体に持ち塩がありますので、塩かげんを誤らないようにしてください。また、剥《む》き身をごはんに炊き込んでの「アサリめし」を作るのも楽しいものです。同じアサリを使ってスペイン風なら、塩とこしょうで味をつけ、炊き上がったのちに、みじん切りのパセリと、すりおろしたチーズと、色つけにみじん切りのとうがらし(パプリカ)をふりかけます。
また、出盛り頃には、剥き身を、|からしみそ《ヽヽヽヽヽ》で召し上がるのもおいしいもので、結構な酒のサカナになります。酒と塩を少量ふって、さっとから炒《い》りし、水気を切って、ねぎ、または|わけぎ《ヽヽヽ》といっしょに、からし酢みそであえた「アサリのぬた」もよいもの。
浅蜊むく厨の母の指灯る 徳正
アサリはハマグリと同じく、内湾と外洋の二つの型があって、外洋型のものをヒメアサリと呼んでいますが、ハマグリほど、はっきりした棲み分けをしていないので、時には一カ所に混在している場合も多いようです。分類学上では、全然別のもので、ヒメアサリのほうが、殻幅がせまく、貝殻も薄く、前後に長い形をして、表面の放射筋が細かく、ミゾが浅く、殻の内側の色は薄紅色か、薄いオレンジ色をしています。外洋のものは、総じて味が大味です。
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