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たべもの歳時記132

时间: 2019-12-30    进入日语论坛
核心提示:パイナップル パイナップルといえば、戦前は高級くだもの屋さんのショーウインドーに陳列され、一般のひとには、高嶺の花のくだ
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パイナップル

 パイナップルといえば、戦前は高級くだもの屋さんのショーウインドーに陳列され、一般のひとには、高嶺の花のくだものでした。この頃は、春先になると、八百屋さんの店頭にまで、生パイナップルがたくさん出回り、りんごやみかん同様、買いやすいくだものになっています。
殆どが台湾や沖縄、フィリッピン、それにハワイあたりからの輸入ものです。ウロコのような形をした皮が、びっしりと周りを取り巻き、一見、松笠のように見えるところから、英語で Pine-apple と名付けられました。
和名の「あななす」は、原産地バラグアイのグァラニ・インディアンのことばで、「すぐれた果実」という意味だそうです。弘化二年(一八四五年)、オランダの船で、わが国にはじめて渡来したときのことばが、そのまま使われたのだといいます。フランス、ポルトガル、スペイン、ドイツなどでも「アナナス」という原名そのままを使っています。
一般に、罐詰ものを食べなれているせいか、生のパイナップルは酸《す》っぱいとか、固いとかよく聞きますが、やはり、食べ頃のものでないといけません。メロンと同じように、時季を選んで食べれば、新鮮な風味とかおりは、罐詰ものの比ではありません。
ご家庭では、周りの皮を取って輪切りにして食べますが、これだと食べにくいばかりか、ロスが多い。すいかを割るときのように、タテ四つ切りか八つ切りにし、皮と実の間にナイフを入れて切ると、食べやすく、ムダがありません。おいしく食べるには、やはり、ほどよく冷やします。あまり酸っぱいものは、果肉だけを切り離し、砂糖を加えて煮込みます。
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