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たべもの歳時記145

时间: 2019-12-30    进入日语论坛
核心提示:めぬけ 大洋の上層というのは、学問上では、日光の透達《とうたつ》し得る最大低度までをいうのだそうです。この範囲は、生物が
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めぬけ

 大洋の上層というのは、学問上では、日光の透達《とうたつ》し得る最大低度までをいうのだそうです。この範囲は、生物がもっとも多く生活しているところで、これより下を常の|すみか《ヽヽヽ》としているのが、深海動物です。
日光が海中に透達する深度は、ところによって甚しくちがいますが、ふつうは四百メートルを限度としています。この日光の透達できる限界付近に棲んでいる深海魚や、深海産のエビなどの特徴といえば、特別に大きな眼を持っていることです。それは、これらの動物が、|たそがれどき《ヽヽヽヽヽヽ》のような薄明の中から、充分に光を集めようとするため——だといわれます。
深海魚のすべては肉食性です。なぜなら、彼らの棲息地帯には、植物が生育するのに必要な日光が達しないので、植物の生育を許さないからです。
こうした深海に棲む魚にもおのずから区分があるそうで、第一の層(四百から千二百メートル)に棲む深海魚の外形は、上層魚に似ていて、とくに眼玉の大きいものが多く、その層でもだんだん深くなって行くと、こんどは逆に眼が小さくなり、その働きが殆どなくなり、その代り触鬚《しよくしゆ》を持つものが増加し、第三のもっとも深い所(三千六百〜八千メートル)では、メクラのものばかりになり、からだの割合にくらべ、頭や口も非常に大きくなるそうです。
メヌケはメバル科メヌケ属に入るオオサガ、バラメヌケ、アコウ、サンゴメヌケなどの総称で、深海魚特有の大きな眼を持ち、どれも一様に赤い色をした魚です。東京ではメヌキ(目抜)といいます。これから冬にかけて出回り、おいしい時季になります。煮魚にするとおいしく、脂のきつい白身魚なので、塩焼きにしてもいけます。保存用にかす漬け、みそ漬けにしてもうまい。
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