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たべもの歳時記146

时间: 2019-12-30    进入日语论坛
核心提示:早生温州みかん 真っ青な青切りみかんが店頭から消え、代って色づいたみかんが出回る頃ともなると、いっそう秋の深まりを覚えま
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早生温州みかん

 真っ青な青切りみかんが店頭から消え、代って色づいたみかんが出回る頃ともなると、いっそう秋の深まりを覚えます。
暮色濃き町を遠みに蜜柑園 正雄
九州産の早生温州は、八月末頃から顔を出しますが、酸味がきつく、初物買いの楽しみはあっても、味はまだ本調子ではありません。十月頃から、四、五分程度色づいた早生温州が出回り、半ばをすぎ、十一月になると、酸味は少なくなり、味も本格になってきます。ただし、甘味や風味は、本温州にくらべると、やや劣ります。
わが屋前《にわ》の花橘は散り過ぎて 珠に貫《ぬ》くべく実になりにけり
『万葉集』巻八に登場する大伴家持の歌。この歌をはじめ『万葉集』には「たちばな」が六十六首も歌われております。たいていは果実よりも花のほうで、みかんにかぎらず、ゆず、だいだいも「たちばな」と総称していたようです。
みかん(柑橘類)は、オレンジベルトといって、赤道を中心として北に四十五度、南に同じく四十五度の幅で、地球をぐるりと回っている熱帯、または亜熱帯と呼ばれるところで生産されます。各地域地域に、独特の品種があり、世界中では、みかんの種類は何百種にも及びます。
十月頃の早生温州は、特有のかおりや新鮮さを生かして、サラダの色どりに使ったり、蜂蜜や砂糖を加え、ミキサーにかけ、生ジュースにしても、季節の味がタンノウできます。
みかんの糖度は、多く産地の土地柄に影響されますが、その年の気象条件にも左右されます。概して干ばつ気味のときのほうが、形は小さくても、糖度、酸味ともにまさるようです。
荒涼たる中に蜜柑の甘き吸ふ 誓子
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