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たべもの歳時記190

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:は た は た「秋田|音頭《おんど》」の一節に、�秋田名物|八森鰰男鹿《はつもりはたはたおが》で男鹿ぶりコ�と、あります。
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は た は た

「秋田|音頭《おんど》」の一節に、�秋田名物|八森鰰男鹿《はつもりはたはたおが》で男鹿ぶりコ……�と、あります。ハタハタは北日本にひろく分布し、とくに東北の日本海沿岸で多く獲れる、冬の代表的な魚です。
雷火ござんなれはたはた舟出発 裸馬
魚ヘンに※[#「示+申」]の字や、雷を書いた字を用い、また、カミナリウオと呼ばれるのも、ハタハタが雷の鳴る頃、たくさん獲れるからです。ふつう、雷といえば、夏と相場が決っていますが、北国では寒冷前線の影響で、冬にも雷鳴がとどろき、十一月下旬から十二月の初旬にかけて、ハタハタの漁期の頃の雷を、土地では鰰雷といっています。この雷の鳴るときには、よく時化《しけ》るそうで、この頃、沿岸二、三十|浬《カイリ》のところに、十五、六度の温水帯が発生し、ハタハタの接岸は妨げられますが、時化のために、温水帯が破られ、冷水帯となったときに、大挙して押し寄せるそうです。
ハタハタは、秋田の郷土料理として有名な「しょっつる」(塩汁)の原料となるほか、煮つけ、すし、塩焼き、みそ汁など、各種の料理に用いられ、秋田のひとたちは、「この魚を食べないと、冬が来たような気がしない」といって、さかんに賞味します。炉辺で焼きながら食べると、味も淡泊だし、柄も小さいので、割りとたくさん食べられます。
鰰の背骨反らして焼かれけり 順風
ことに卵がおいしく、はち切れんばかりに卵を抱いたメスを、焼きながら食べるおいしさは、土地っ子に声援を送りたくなるほどです。ことに、卵を包むヌメリが心地よく、また、卵膜が固いので、噛むとプツプツと気持のよい音がします。土地では、卵のことをブリコといい、生のまま、しょうゆをかけて賞味します。
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