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たべもの歳時記197

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:なまこ ナマコはウニ、ヒトデなどと同じ棘皮《きよくひ》動物の仲間。ふつうのナマコ(マナマコ)をはじめとして、キンコ、フジ
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なまこ
 ナマコはウニ、ヒトデなどと同じ棘皮《きよくひ》動物の仲間。ふつうのナマコ(マナマコ)をはじめとして、キンコ、フジナマコ、オキナマコ、ジャノメナマコなど、種類が多く、このうち、一般に食用に供される、単にナマコと称される種類は、日本全国に広く分布しています。
尾頭のこゝろもとなき海鼠哉 去来
この句のように、一見しただけでは、どっちが頭か尾か分りませんが、口のあたりには触手二十本、背と側面にはイボ足があり、腹側には管足を備えています。大きさは三、四十センチにも達し、からだの色は、棲む場所によって、黒味がかったもの、赤味がかったもの、また黄色味を帯びたものとさまざま。夏の間は比軽的深い場所で、餌も摂らずに夏眠していますが、九、十月頃には眠りから覚めて、浅いところに移り、冬の間中、夜間元気に這い回り餌を摂ります。餌漁りが夜専門と、ネズミに似ているところから「海鼠」の字をあてるようになったといわれます。
ナマコの口については『古事記』におもしろい話がのっています。すなわち「天孫ニニギノミコトが豊《とよ》葦《あし》原《はらの》 瑞《みず》穂《ほの》国《くに》に降臨されると、大小さまざまの魚たちは集まって来て、みなミコトにお仕えすることを誓言した。その中にただ一匹、ナマコだけがおし黙っていた。側にいたウズメノミコトが�この口は返事のできない口�といって、小刀でその口を開けてやった」というものです。
秋頃から味が乗り、冬至の頃には、黄|柚子《ゆず》のかおりと相性がよく、酢ナマコにして賞味します。酢のものになっていればこそ食指は動きますが、ぬめぬめしたからだを店頭にさらしているときは、ちょっと手を出しかねます。ナマコの腸を塩辛にしたものがコノワタ。
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