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たべもの歳時記234

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:しゅんぎく  春菊の香や癒えてゆく朝すがし まり子原産地は地中海沿岸といわれ、欧米では、もっぱら観賞用に栽培されています
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しゅんぎく
  春菊の香や癒えてゆく朝すがし まり子
原産地は地中海沿岸といわれ、欧米では、もっぱら観賞用に栽培されていますが、中国や日本では、食用野菜として愛用しています。中国には十一世紀に伝わり、薬用に改良され、わが国には、中国を経て四百六十年くらい前にもたらされ、すでに『天素往来《てんそおうらい》』(一六六八年)、『大和《やまと》本草《ほんぞう》』(一七〇九年)、『菜譜《さいふ》』(一七一四年)には「しゅんぎく」の名が見えています。
益軒先生は、『菜譜』に次のように紹介しています。「※[#「くさかんむり/同」、unicode833c]蒿《カウライキク》 本草時珍云八九月にたねをうふ、冬春とり食す、茎肥て其味からく甘し、よもきの香あり、四月|薹生《ククタチ》す、花黄色なり、花はひとへの菊に似たり、花も食して性よし、本艸綱目日平無毒主治安[#(シ)][#二]心気[#(ヲ)][#一]養[#(ヒ)][#二]脾胃[#(ヲ)][#一]消[#(シ)][#二]痰飲[#(ヲ)][#一]利[#(ス)][#二]腸胃[#(ヲ)][#一]又千金方にも出たり、倭俗|春菊《しゆんぎく》を毒ありと云は誤れり、八月にうふへし、花も又よし、農桑通訣には二月にうふるといへり、是は春の食にせんとなり、時々うふれは、常に苗あり、故に俗に無尽草と云」——と、まことに意を尽した説明をしています。
関西では「菊菜《きくな》」の名で呼びます。葉はきくの葉の形に似ていて、黄緑色をしていてやわらかく、よもぎや菊に似た高い香気があります。さっとゆでて、おひたし、ごまあえ、白あえに用い、また、汁の実、揚げもの、炒《いた》めものに用いるほか、なべものには欠かせぬ香味野菜です。ゆでるときは、茎の部分を揃え、茎のほうから先に入れると、ムラなくゆで上げることができます。しゅんぎくは繊維が少なく、やわらかいので、ゆですぎると、クタクタになってしまいます。熱湯に入れて一分か一分半で引き上げます。
根を切り落したものは、仕入れてから、日を経たものですから、ご用心。
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