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食物ことわざ事典08

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:雨枇杷、日梅 昔から雨びわ、日うめ──ということがよく言われてきました。雨のよく降る年には、びわが豊作、雨が少なく日照り
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雨枇杷、日梅
 昔から雨びわ、日うめ──ということがよく言われてきました。雨のよく降る年には、びわが豊作、雨が少なく日照りの多い年には、うめの実が豊作になるというものです。びわやうめにかぎらず、果実や果菜類、穀物などの作柄は、開花期と成熟期の天候が大きく影響することは、ご存知のとおりです。
冬から春にかけての気温が概して高い年には、びわの花や幼果が凍害を受けないため、豊作となることが多く、そのような年には、どちらかと言うと、冬型の気圧配置があまり発達しない年であるため、太平洋沿岸地方には雨がよく降ることになるのだそうです。そんなわけで、雨が多いような年には、びわが豊作ということになります。
一方、うめのほうはと言えば、びわにくらべ、寒気に強く、百花に先がけて開花し、むしろ、暖冬気味で、うめの開花の早いような年には、その後の低温で凍害を受けたり、雪害を受けたりするので、よくないのだそうです。また、実の熟成する季節に雨が多いと、落果が多くなり、病害や虫害も受けやすくなり、それでうめは雨が多い年よりも、雨が少なく、天気のよい年のほうが豊作となるというわけです。かと言って、あまり極端に長雨がつづいたり、日照りがつづけば、びわにもうめにもよくないことは、言うまでもありません。
日本で果樹として栽培されているびわはもともと中国から輸入したものでしょう。しかし、びわは九州や四国、中国辺の一部には野生種があり、とりわけ、石灰岩地帯に多く、山口県の秋芳洞の洞口でも見られます。
枇杷の果の熟れて日にすぐほのあがり 五月雨いまは終りなるらし 吉植庄亮
びわは楽器の琵琶に葉形が似ているところから名付けられたものですが、和名のびわは漢名の枇杷の音から来たもの──であると言われます。
果樹としてびわを栽培するようになったのは明治以後のことで、品種改良によって、長崎の茂木びわ、房州の田中びわが有名。海に面した山の傾斜面に栽培されているのを見かけます。
昔から、家の庭先にびわの木を植えると病人が絶えない──と言われ、忌み嫌われてきましたが、これには一理あり、びわのように葉の茂る常緑樹を庭に植えれば、家が日陰になりやすく、健康にも悪い影響を与えることもあり得るからです。
青梅や黄なるも交り雨の中 召波
うめの語源については、漢字の梅の音メーに対し、日本語の接頭語のウをつけてうめとなったという説があります。もっとも古代、うめという語の広がらないうちは、名がないので「此の花」とも呼び、古歌の「難波津に咲くや此の花冬ごもり……」の歌はうめの歌で、この歌から今の大阪がうめの名所となり、此花区の地名ができたり、大阪の象徴となったりしました。うめの渡来は、五、六世紀ごろ、中国からと思われます。
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