返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

食物ことわざ事典11

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:烏賊の甲より年の劫 永い人生を経てきただけに、年取った人の経験は貴重なもの。年寄りの言うことは軽んじてはいけない。「劫」
(单词翻译:双击或拖选)
烏賊の甲より年の劫
 永い人生を経てきただけに、年取った人の経験は貴重なもの。年寄りの言うことは軽んじてはいけない。「劫」は「永劫《えいごう》」などと熟して用いられ、極めて長い時間のことです。
「やっぱり、おじいちゃんはいいこと言うわね。�烏賊の甲より年の劫�って言うけど、だてに年を取っちゃいないわねえ」
同じような意味のことわざに、「亀の甲より年の劫」「蟹《かに》の甲より年の劫」があります。表現はちょっとちがいますが、意味内容の類似したものに「松かさよりも年かさ」があります。
イカは石灰質の大きな甲を持つ甲イカ類と、透明で、薄く、細い甲しか持たない筒イカ類に分けられます。骨のない軟体動物ですが、その代りに貝殻と同じ質の甲がついています。イカの甲は外套膜《がいとうまく》の内側の背にできた内殻で、ヤリイカでは角質からできていて、ペンのような形をしており、マイカでは石灰質からできていて盤状です。わたくしたちはイカの背腹の区別を甲で決めますが、イカ自身にとっては、甲は決して役に立たないものではありません。
甲イカ類に属するものとしては、マイカ・ハナイカなどがあり、本州・四国・九州に多く、一般に肉が厚いので、刺身やすしだねとして用いられます。マイカの大形のものを東京辺ではモンゴウ(紋甲)と呼んでいます。胴の中に舟形をした骨(甲)があるので、甲イカとも言います。関西では、灰褐色の背面に白色斑点が散在しているのでホシイカとも言います。また墨袋が発達しているので、一般にはスミイカの名で呼ばれます。
肉が厚く、美味で、前記のように刺身やすしだねにするほか、塩焼き・付け焼き・ウニ焼きなどもよい。
一方のハナイカは小形のイカで、体長三センチ内外。全体に暗灰色で、甲殻が菱形なので、東京ではヒシイカとも言います。味は優れていますが、産額の少ないイカです。
このほか、家庭用として、もっとも一般的なのはスルメイカ。スルメイカ科に属し、わが国沿岸で暖流の影響のある地域ならたいてい産するもっともふつうのイカです。胴の長さは三〇センチくらいで、肉はやわらかく、味はマイカやケンサキイカに劣ります。甲はなく、細くて硬い筋のようなものが胴の中を通っています。スルメに多く加工されるのでスルメイカと呼ばれます。九月から十一月ごろがうまい。漁獲高は数あるイカ類の中で第一位を占めています。煮物や照り焼き・天ぷらにすると味がよいものの、肉が薄いので、刺身にはあまり向きません。また、さっとゆでて輪切りにし、サラダの材料として用いたり、酢みそなどをつけて食べます。ただし、スルメイカの内臓は味がよく、塩辛を作るときや、南欧風のわた入りの煮ものなどによく用いられます。さりとて新鮮であることが条件です。内臓の袋がぷっくりとしていて、皮の色が艶やかなのは新しいものです。
きざまれて烏賊の水肌箸に透く 有流
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

[查看全部]  相关评论