日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

食物ことわざ事典18

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:岩茸と運とは危ないところにある 木曾谷に昔から伝わるこのことわざも、いわたけを知らないとピンと来ないかも知れません。いわ
(单词翻译:双击或拖选)
岩茸と運とは危ないところにある
 木曾谷に昔から伝わるこのことわざも、いわたけを知らないとピンと来ないかも知れません。いわたけは「石茸」とも、また「木耳」(きくらげ)に対して「石耳」とも書き、漢名「石芝」と言います。地衣類の一種で、深山の岩肌のはなはだ危険なところに生えています。これを採るには釣りカゴに入るか、ロッククライミングの要領で、山頂の大木などより綱を下《おろ》して、岩肌に添って採取します。いわたけの生えているところを遠くから見ると、まるで烟《けむり》のようです。それを目印にして、釣りカゴか綱に生命《いのち》を托して採ります。これは樵夫《きこり》が副業とするもので、『漁樵問答』などの図によく描かれています。
形はきくらげに似て円く、浅く、皮のように重なって生え、大きなものは直径一〇センチもあります。表面は灰褐色で、裏は黒くて毛があり、その中枢に短い茎があります。乾燥して食用に供するわけで、山海の珍味として、どのような料理にも珍重して応用されます。
昔は不老長寿の妙薬とされ、「久しく食へば血色を増し、老に至っても精を減ぜず、紅顔美目にして、眼を明らかにする効あり」と言われ、近頃ではガンの特効薬──などとも言われています。主産地は鹿児島や宮崎県で、四季を問わずに採れます。夏採りに行くと、いわたけの生えている岩肌の|くぼみ《ヽヽヽ》に、よく毒蛇が日向《ひなた》ぼっこをしているそうで、採るには、まったく生命がけだと、樵夫《きこり》に聞いたことがあります。東京近郊では、秩父の山奥辺りでも採れ、わたしが最初に出遭ったのも、秩父の鄙《ひな》びた鉱泉宿で、乾燥品を袋に入れて売っていました。
いわたけは魚類、精進のいずれを問わず、平椀にも茶碗にも、刺身にも盛り分けにも、壺にも平皿にも、汁、蒸しものにまで用いられ、きくらげに似て、それより食味もよければ、応用される範囲も広いものです。
料理に使うときは、乾燥したいわたけを水に三時間ぐらい漬けてもどし、水を替えて、よく洗って砂気を取り去り、一〇分間ほど湯煮してから石づきのところを指先でつまみ取り、ほどよいやわらかさに煮ます。冷めてから掌の中で、そろそろと念を入れて、何度も水をとり替えながら、黒い汁が出なくなるまで丹念に揉《も》み洗いをします。俗に「青空を仰いで揉むと、色がよく出る」などと言いますが、確かにこうしてていねいに揉むと、紺碧の色がいわたけの粘りとともに出ます。そうしてから適宜に包丁をいれて切り放し、水気をしぼって、清酒、砂糖、濃口じょうゆを合わせた調味汁で煮込みます。
懐石の「八寸」などに、「岩茸甘煮|山葵《わさび》あえ」が出ますが、こんな場合は、歯ざわりを感じる程度の煮かげんを心がけることがうまく食べるコツで、わさびをねっとり卸して、濃口じょうゆで溶き合わせ、だしでいわたけの甘味をさっと洗ってから、汁気をよくしぼってまぜ合わせます。ところで、このことわざですが、「男はここ一番と思う時は、全力を挙げて賭けてみよ」というほどの意味でしょうか。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%