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食物ことわざ事典27

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:脚気に麦飯 妙に体が疲れやすい。脚の感覚がなんとなくおかしい。脚にさわるとピリッと痛んだり、逆に鈍い感じがしたりする。動
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 脚気に麦飯

 妙に体が疲れやすい。脚の感覚がなんとなくおかしい。脚にさわるとピリッと痛んだり、逆に鈍い感じがしたりする。動悸《どうき》、息切れがする。浮腫《ふしゆ》(むくみ)がくる。特に、下肢を指で押すとへこむ。指の動きがなんとなくぎごちない──こんな症状が出たら、まず脚気と思ってまちがいありません。豊かな食糧事情の現代、脚気なんて……と、思われるかも知れませんが、消息通の話によると、意外と若い人たちの間に、この病気が増えているそうです。どうやら原因は偏食。一見優雅な生活をしているように見えても、食事にまでお金が回りかねたり、遊ぶのに夢中で食事作りの手間ヒマを惜しんで、ついついインスタント食品に頼りがちの暮しがつづき、いつの間にがビタミンB1不足に陥っている──というのが実状のようです。
脚気の原因は、ビタミンB1不足ですが、日本人の成人の必要量は、わずか二ミリグラムほどですから、偏食しなければ、まずまず脚気にかかることは考えられません。ひとり暮しをしていると、とかく食生活が不規則になり、偏食に陥りがち。そこで手軽なB1不足解消法として、昔ながらの麦飯食を見直してみたい。
麦は米よりビタミンやアルカリ成分が多く、しかも値段が安く、混入して常食しても倦《あ》きがきません。近ごろの真白に精白した押麦でも精白米にくらべると、ビタミンB1やB2は約二倍で、七分|搗《づ》き米とほぼ同量、またカルシウムや鉄などのアルカリ性ミネラルは約四倍も多く含まれています。麦飯は単に麦に含まれているビタミンBやミネラルが多いというだけではなく、精白した押麦でも白米に比べると繊維が二倍以上もあり、これが腸管内でビタミンB1やB2の生産に大いに役立ちます。また、麦の短繊維は腸の蠕動《ぜんどう》運動を助け、便通をよくし、消化液の分泌を促して、消化器官の活動を活発にします。
「麦飯を食べると腹具合がいい」
というのは、このせいです。その上、好気性菌(空気を好む細菌)のよい培養基となるので、細胞の老化を促進させるアミンを生産する嫌気性菌をおさえつけてくれる、つまり若返りに役立つわけです。このように麦飯は、わたくしたちの健康保持増進に効果があり、脚気や便秘症以外にも、例えば食欲不振、高血圧、糖尿病などの治療や予防に役立つ食品と言えましょう。
麦飯以外に、B1を含む動物性食品としては、おなじみの豚肉、牛、豚のレバー、羊肉、馬肉、それに鶏肉、鶏卵、ウズラ肉、八ツ目ウナギ、スジコ、めふん、ハム、ソーセージなどが挙げられます。植物性食品としては、玄米などの穀物類、もやし、にんにく、そらまめ、ピーナツ、セロリー、アスパラガス、ピーマン、パセリ、ごぼう、小松菜、かんぴょう、マッシュルーム、えのきだけ、しいたけ、はつたけ、わさびなどがあります。このような食品群を見ますと、ふだん、片寄った食事をしていなければ、いずれか一、二品程度は、摂取しているはずで、B1不足に陥るような事態は避けられます。
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