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食物ことわざ事典33

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:狐に赤小豆飯 キツネはあずき飯が好物ということ。つまり「猫に鰹節」と同じ意味で、好きなものをそばに置いたのでは気が許せな
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 狐に赤小豆飯
 キツネはあずき飯が好物ということ。つまり「猫に鰹節」と同じ意味で、好きなものをそばに置いたのでは気が許せないということで、まちがいを起こしやすいような状態のときのたとえに用います。キツネにあずき飯の番をさせるのは、道楽息子に金庫の番をさせるようなものです。
ふつうキツネの好物と言えば、油揚げが知られていますが、当初は油揚げは油揚げでも、豆腐を薄く切って油で揚げた「油揚げ」ではなく、ネズミの油揚げだったようです。
本狂言『釣狐《つりぎつね》』の中で、キツネを釣る際の餌は、「若鼠の油揚げ」であり、赤松宗旦の『利根川図志』巻四に登場するキツネとりの名人|稲荷《とうか》藤兵衛も、餌には「鼠の油揚げ」を用い、恋川春町の『其返報の怪談』には、見越入道がキツネを仲間に入れるため、「鼠の油揚げ」で招待した話があります。餌となるネズミは、日本固有のアカネズミをはじめ、北海道にしかいないエゾヤチネズミ、また北海道にはいないハタネズミやカヤネズミのいずれも、キツネの好む餌でしたから、これを油で揚げたものは、キツネにとって最高のごちそうであったにちがいありません。それがいつの間にか、ネズミの油揚げの上がとれて、単に油揚げがキツネの好物とされるようになりました。
キツネにだまされる危険な条件として、昔から言い伝えられ、もっとも多いのは、油揚げを持って夜道をしたり、人の通らぬ道を行くことで、これにあずき飯を添えれば最高です。
ところで、油揚げとともに、今一方の好物とされる「赤小豆飯」は、赤飯のようにもち米とあずきをいっしょに蒸したものではなく、ウルチ米にあずきを入れて炊いたものです。キツネ以外、例えばお犬様(実はオオカミ)もあずき飯は好物のようで、昨年暮、秩父の夜祭りを見学に行った際、土地の習俗に詳しい三峯山博物館長の石田武久さんから、秩父の山村に伝わる「お焚《た》き上《あ》げ」の話を伺いました。毎月十九日がお焚き上げの当日で、お犬様の祠《ほこら》に、お酒を振りかけたあずき飯を捧げるのが嘉例《かれい》だそうで、また、お犬様が子を産《う》んだという村人からの通報《しらせ》があると、産んだ場所に、江戸時代には役僧が、明治以降は神官が、やはり酒を振りかけたあずき飯を奉納する|ならわし《ヽヽヽヽ》があったそうです。
あずきが儀礼食として重視され、特別な観念、信仰を抱かれたのは、雑穀の中で、唯一赤い色をしているからだと言われ、赤色に対する特別の観念の古さから言って、あずきを用いての儀礼・習俗は、稲作以前からのものだと説く学者もおります。
あずき飯は|ハレ《ヽヽ》の食物ですから、これに湯・水・茶または汁をかけて食べることを嫌います(茶漬けや汁かけ飯はケの食事法であるから)。この禁忌の行われている地域は東日本に広く、制裁としては、婚礼のときに雨が降る──というのが多く、わたしなども子どものとき、よく母からこう言われて、たしなめられたものです。
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