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食物ことわざ事典44

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:御馳走の山盛り「馳走」ということばは、中国では『史記』項羽紀に「南出馳走」と記されているように、文字通り「かけはしる」意
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 御馳走の山盛り

「馳走」ということばは、中国では『史記』項羽紀に「南出馳走」と記されているように、文字通り「かけはしる」意ですが、日本では「あれこれ走りまわって世話をすること」の意に用い、さらにその用意に奔走《ほんそう》する意から、「ふるまい、饗応」の意になり、さる狂言にも「御茶の御酒のと有て某《それがし》までも御馳走になる」といった使われ方をし、遂には「立派な料理」「おいしい食べ物」の意に用いられるようになりました。ことわざの「御馳走」は、もちろん「おいしい食べ物」の意です。
もともと「おいしい」とか「まずい」という味感覚は、味覚体験の記憶に由来する主観的事柄なのですが、「御馳走」という場合には、その「おいしい」ということが、客観的なものとなっていて、「御馳走」は当然のこととして、おいしいはずのものでなければなりません。それだけに、いただく側は、とてもありがたい、うれしいものなのです。とは言っても、おいしいはずのものでも、いただく側の事情によって、おいしいと感じない場合があります。例えば、すでにお招きを受ける前に、どこかでおいしいものを腹一杯食べてきたときとか、肉親のどなたかが明日をも知れぬ重態に陥って心配なときとか、この例のように、おいしい御馳走が「山盛り」に出されたりすると、どんなにおいしいものでも、とんと食欲がわかず、箸《はし》取る手もにぶる場合すらあります。「御馳走」は、やはり、特別おいしいものと思って食べるのでなければなりません。「御馳走の山盛り」は、おいしいものをおいしく食べさせる心遣い、演出といったものの大切さを指し示したことわざと言えましょう。
食通として知られた魯山人《ろさんじん》の直話《じきわ》ですが、あるとき、登山家・料理研究家として名のある女史が、鎌倉の魯山人邸を訪れた際、みやげにもってきたゴルゴンゾラチーズ(半硬質で内部に青緑色の筋が通ったイタリアの代表的な青カビチーズ)を、魯山人が非常によろこんだので、別れぎわに、「家にまだたくさんございますから、帰ったらお送りしましょう」と言った。すると魯山人は、「あなたは幼稚だ。自分が星岡茶寮をやっていたとき、お客さんに出したものがとても気に入られ、もう少しないかと言われると、たとえ台所に腐るほど積んであっても、残念ながらもうございません、と答えていた。そうすると、客はこの食べ物をいつまでも忘れずにいて、ああおいしかった、もっと欲しかったと思うが、サアサアとうんざりするほどもってくると、あとは忘れてしまうものですよ」と、訓《さと》したそうです。
さりとて、うまいまずいの味感覚は一律にはいかず、育ちざがりの若者や、味覚体験の乏しい人や重労働に従う人などにとっては、会席料理で出されるような、小皿や小鉢にちょっぴり盛られた御馳走では、さのみおいしいと感じないでしょう。このことわざ、どうやら鋭敏な舌や、ゆたかな味覚の体験を持ち、しかも、うまいもの食いであるという条件を兼ね備えた人なら、たちどころに得心のいくことわざのようです。
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