返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

食物ことわざ事典45

时间: 2020-01-11    进入日语论坛
核心提示:胡麻を擂る 略して「胡麻擂り」とも言います。その時の都合で、どちらにも誰にでも迎合すること、人にへつらって自分の利益を計
(单词翻译:双击或拖选)
 胡麻を擂る
 略して「胡麻擂り」とも言います。その時の都合で、どちらにも誰にでも迎合すること、人にへつらって自分の利益を計ること──は、ご存知のとおりで、あまりいい意味のことばではありません。「胡麻擂り野郎」などと、ののしることばとしても使われます。一説によれば、江戸後期の天保時代(一八三〇〜四四)から使われ始めたと言われます。随筆本『綺語文章』に、「此頃東都にての通言に、胡麻を摺《す》ると云こと流行して貴賤ともに云はやらす」と、記されています。
では一体どうして「胡麻擂り」が、人におもねって、お世辞を言う者──の意味に使われるようになったか? 従来の語源説は今ひとつピンと来ません。『大言海』の大槻文彦先生は、
「擂鉢で胡麻を擂ると、胡麻が四方に付くところから、あちこちについて、人|毎《ごと》にへつらう者をいう」という語源説を披露し、国語学者の金田一京助先生は、『国語研究』の中で、「ゴマ(護摩)スル、すなわち護摩を修する意から、語源が忘れられて胡麻|磨《す》ルと考え合わされた」との説を掲げておりますが、特に後者はこれだけの説明では、納得しかねます。
ごまにかぎらず大豆にしろ、あずきにせよ、外皮はかたく、不消化なもので、ごまの場合などは、いりごま・すりごま・ねりごま・むきごまなどにして使い、また、こうした名の加工品も販売されています。
[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
○いりごま[#「いりごま」はゴシック体]──ごまを洗って煎った品。ポリエチレンなど、防湿性の高い包装資材が発明されて商品化され、調理の簡便化の要望に添った品です。
○すりごま[#「すりごま」はゴシック体]──いりごまを擂った品。いりごまをそのまま擂ったものと、ある程度油分を除いたものがあり、前者は油分が多いので、ベタッとした感じで味は濃く、後者はいく分サラサラしています。油分が空気や光線の影響を受けるので、洗いごま・いりごまより保存性は劣ります。
○ねりごま[#「ねりごま」はゴシック体](当りごま)──ごまの表皮をむき、煎ってからドロドロになるまで擂った品です。ごまだれ・ごまあえ・ごま豆腐などに利用します。密封してあれば長期間保存できますが、油分が分離して上面に溜ってきます。白ごまを原料とした品と黒ごまを原料とした品がありますが製品の外見上からほとんど白ごま製品です。
○むきごま[#「むきごま」はゴシック体]──白ごまの表皮をむいたごま。白ごまを水に漬けると油分の多い実は変化せず、表皮だけがやわらかになり、伸びて大きくなります。こうなったごまをこすると実と皮が分離しますので、水で皮を洗い流して乾燥します。
[#ここで字下げ終わり]
ごまの加工品は以上のとおりで、「胡麻擂り」はかんばしくありませんが、「胡麻擂り」の結果生まれた「すりごま」は、若返り薬のビタミンEやコレステロールを減少させるリノール酸が非常に多く、また、カルシウム、鉄、ヨードなどミネラルも豊富なアルカリ性食品で、子どもや年寄りには好適の健康食品です。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

[查看全部]  相关评论