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食物ことわざ事典84

时间: 2020-01-12    进入日语论坛
核心提示:トマトのある家に胃病なし  母に子にトマト色づき瑕瑾《かきん》なし 鐘一路トマトが健康食品である──という認識は、なにも
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トマトのある家に胃病なし
  母に子にトマト色づき瑕瑾《かきん》なし 鐘一路
トマトが健康食品である──という認識は、なにも西洋の専売特許ではありません。日本にも「トマトが赤くなると医者が青くなる」──ということわざがあるくらいです。
では一体、トマトのどのような成分が、どうして体によいのかとなると、意外に知らない人が多いようです。ひと言で言えばビタミン、ミネラル、それにペクチンの働きだということができます。
まず、ビタミンですが、トマトはビタミンCが多く、それに野菜の中でも割合ビタミンEが多いものの一つです。そればかりか、ジュースやピューレー、ケチャップなどに使う加工専用のトマトには、ビタミンAの作用をもつカロチンも、かなり多く含まれています。
トマトのビタミンCは、生食用の完熟したもので一〇〇グラム中一三〜四四ミリグラム程度含まれています。ビタミンCは従来、肝臓での解毒作用に対して補助的に欠かせぬものである──ということは分っていましたが、さらに発ガン予防に大きな力があるのではないか──とも言われるようになりました。ビタミンCは、カゼに対しても予防的な効力があります。
一方、ビタミンEは動脈硬化に対しても、よい働きをします。それは動脈についている中性脂肪や、コレステロールを落とす作用をするリノール酸を血液中にふやす作用をビタミンEがもっているからです。また、ビタミンEは体での酸素の利用をよくし、空気のうすい高山などでも楽に行動できるという利点もあります。三〇〇〇メートル級のアンデス山中の空気のうすいところで、インカの人たちがトマトを栽培し、これを食べれば精がつく──と感じたのは、ビタミンEの多いトマトの効きめかも知れません。さらにビタミンEは血行をよくする効果もあります。
トマトはこうした働き以外にも、気分をさわやかにしてくれる酸味をもっています。トマトの酸味の主体はクエン酸で、レモンなどの酸味と同種のもので、酸味の爽快感とともに血のめぐりをよくしてくれます。しかも、トマトには他の果物や野菜類には見られないほど、アミノ酸であるL型グルタミン酸と、ガンマーアミノ酪酸を多く含んでいます。いずれも頭脳の働きにとっては、欠くことのできない必要な物質とされています。
トマト食ぶ治癒の肌張り紅さして 照雄
加工専用のトマトにはカロチンと言って、体の中に入ってビタミンAになるものも、豊富に含まれています。Aが不足してくると、カゼを引きやすくなるばかりか皮膚がカサカサしてきます。缶入りトマトジュースなどを愛飲していれば、美しい肌を保つことができます。便秘防止に役立つペクチンも、トマトには多量に含まれています。また、トマトの栄養成分の中には、日本人に不足しがちな鉄分もあり、トマトの健康食品としての価値は、もっともっと見直されていいと思います。
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