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食物ことわざ事典89

时间: 2020-01-12    进入日语论坛
核心提示:海鼠の油揚げを食う 口がよく回ることのたとえ。ナマコがぬるぬるしているうえに、油で口がなおよくすべる。その口を、なめらか
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海鼠の油揚げを食う
 口がよく回ることのたとえ。ナマコがぬるぬるしているうえに、油で口がなおよくすべる。その口を、なめらかな繻子《しゆす》の襟《えり》で拭《ふ》いたほどよくしゃべる人もいます。
ナマコは棘皮《きよくひ》動物ナマコ類の一種。内湾の浅い海に産し、初冬のころから味が乗り、黄ゆずの香りと調和して、こたえられない風味を生じます。晩春から初夏にかけて産卵を終えると味が落ちます。しゅんは十二月から二月にかけてで、食用になるものに、青ナマコ(黒ナマコ)と赤ナマコの二種があり、青ナマコは体色が青みがかったネズミ色で、主として砂地に好んで棲《す》み、砂ナマコと呼ばれたりします。赤ナマコは赤褐色の模様があり、岩礁にへばりついているので、シマナマコとも呼ばれ、味はどちらかと言えば、赤ナマコのほうが上等です。
動物の多くは冬眠しますが、ナマコは「夏眠」します。水温が一六度C以上になると、海底に穴を掘って、その中で夏眠し、水温が一六度C以下になると出てきます。また、ネズミと同じように、昼間隠れていて、夜になると出てくるので、俗にナマコをウミネズミなどとも言います。表面に大小不同の突起があるところから、外観はちょっときゅうりに似ていて、英語では、そのものずばり海のきゅうり(Sea-Cucumber)と呼んでいます。
背にはイボ、腹面に管足があり、これを動かして、外皮を波打たせながら、海底を這《は》う姿は、まことにグロテスクで、これを最初に食べた人は、よほどの豪傑ですね。
『古事記』の「此の口や答へせぬ口」とてアメノウズメノミコトのお叱りを受けたコ(ナマコ)の物語は有名です。『古事記』には、海産の無脊椎動物のクラゲ、ヒラブガイ、カキガイ、シタダミなどの名が見えますが、さすが海国日本の神話にふさわしく、ほほえましい思いがします。それにしても、もしナマコが食用動物として人に知られていなかったなら、数少ない動物の名の中に数えられて、このような古い文献にあらわれるはずは、とうていあり得なかったと思われます。
振りナマコ(ナマコをざるに入れて塩をふり強く振ること)、茶振りナマコ(振りナマコを煮立った番茶の中に入れてさっと霜降りすること)を酢のものにして賞味するのは、ご存知のとおりで、食べる直前まで、黄ゆずの皮をたくさん入れた三杯酢、または甘酢にひたしておいて味をしみこませ、小口から切って、器に盛って供します。
生食するのは、日本料理特有のもので、中国では干しナマコ(キンコとも言う)を水でもどし、いためもの、あんかけ、煮ものなど加熱調理の材料に用います。日本固有の生食法のひとつにコダタミ(海鼠湛味)という凝《こ》ったものがあり、生のナマコを好みに切って、しばらく酒に漬《つ》け、煮出し汁と食塩とみりんとで調味した中に入れ、わさびあえにします。コノワタにいたっては、わが国独特の食品であって、左党の珍重する酒のさかなです。ことわざに採り上げられているものの、「海鼠の油揚げ」は、まだ口にしたことはありません。
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