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食物ことわざ事典100

时间: 2020-01-12    进入日语论坛
核心提示:初物七十五日 初物──と言えば、その季節になって、初めてできた穀物・野菜・果物など、あるいは盛りの季節に先がけてとれたは
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初物七十五日

 初物──と言えば、その季節になって、初めてできた穀物・野菜・果物など、あるいは盛りの季節に先がけてとれたはしりの魚類などであることは、ご存知の通りです。
「初物を食えば七十五日寿命が延びる」とか、「初物を食えば七十五日長生きする」といった言い方もします。そのようなことから「初物七十五日」のことわざも生まれました。
こうした初物信仰はいったいいつごろから始まったものか、起源ははっきりしませんが、西鶴の『日本永代蔵《につぽんえいたいぐら》』二ノ一に、すでに登場しています。
「其年明けて夏になり、東寺あたりの里人、茄子《なすび》の初生《はつなり》を目籠に入れて売り来たるを、七十五日の齢《よはひ》これたのしみの一つは二文、二つは三文に値段を定め、何れか二つ取らぬ仁《ひと》はなし」
初物は、野菜や果物を例にとれば、いかにも瑞々《みずみず》しく、生気に充《み》ちています。それゆえ、これを食べれば、その生気を取り入れることになり、寿命を延ばすことができると考えたのでしょう。ビニール栽培で野菜などの季節感がなくなった現在では、初物に対するよろこびは薄れてきていますが、昔は物によっては一年待たねば対面できないものも多く、それだけに感激も一入《ひとしお》だったでしょう。
ところで「七十五日」についてですが、「人の噂《うわさ》も七十五日」「蕎麦《そば》七十五日」ということわざがあるかと思えば、嫁や養子に行った当座は、優遇されることを言った「七十五日は金《かね》の手洗い」というのもあります。こうしてみると、七十五日は手ごろな日数であり、語呂がよいところから用いられたもので、特別な意味はなかったようです。
初物好きの日本人の性向を物語る恰好の例と言えば、江戸の人たちの「初鰹《はつがつお》」好きが挙げられます。もちろん、初鰹ばかりでなく、初売りの野菜や果物にも、江戸の人たちは大金を払ったようです。それと言うのも、江戸の都市生活が豪奢《ごうしや》になり、町人の経済力も向上するにつれて、遠く離れた土地の名産品やはしりの食べものにも、金に糸目をつけず、法外な値段をつけるのを誇りとする風潮が生まれていたからです。寛文八年(一六六八)、幕府は、魚、野菜、果物など、種類ごとに売り出しの時期を法令で定めました。これは商人の暴利を取り締まり、インフレ予防の経済政策の一つとしてなされたものですが、一方では奢侈《しやし》取り締まりの目的もありました。こうした町触《まちぶ》れも当座は効き目があったものの、なしくずしに統制がゆるみ、江戸っ子たちの、季節はずれのものに、大金を投じて自己満足する「初物食い」は、間もなく元へもどりました。
初物|漁《あさ》りが、いかに盛んであったか、享保十五年(一七三〇)板の『料理綱目調味抄《りようりこうもくちようみしよう》』に、
「饗応の法第一時節相応なるべし。初物など云ても余り時節の至らざる物用捨あるべし」(第一巻、凡例の部より)と、書かれていることでも察しがつき、世間の初物漁りが苦々しく思えるほど盛んであったことを物語って余りあります。
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