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日本むかしばなし集159

时间: 2020-01-30    进入日语论坛
核心提示: 四しばいのおどりがすむ前に、まみちがねは、馬に乗って飛びかえり、衣装は、おじいさんのところにあずけ、馬は、竹山にはなし
(单词翻译:双击或拖选)
 四

しばいのおどりがすむ前に、まみちがねは、馬に乗って飛びかえり、衣装は、おじいさんのところにあずけ、馬は、竹山にはなし、しごと着になって、火ふき竹をまくらにして、台所で寝ていました。
やがて、長者が、帰ってきて、
「おい、おい、門をあけろ。」
と、門をたたきました。門をあけると、長者が、
「おまえも、行けばよかった。きょうは、天の神さまが、しばいの場所にこられたので、みんな、手をあわしておがんだよ。」
「そうでしたか。わたくしも、行けばようございました。」
まみちがねが、そう、こたえますと、
「あさっても、また、しばいがあるから、早くおきて、ごはんをこしらえてくれよ。」
と、長者が、いいつけました。
その日になると、まみちがねは、早くごはんをこしらえて、みんなに食べさせました。長者が、
「おまえも、わしの供をしなさい。」
といいますと、こんどは、
「きょうは、わたくしのおじいさんが死んだ命日です。」
そう、まみちがねはいって、また、ひとり、家に残りました。みんなが、出ていってしまうと、まみちがねは、また、ふろにはいり、身じたくをして、竹山から馬をよびよせて、くらをかけました。そうして、いざ、馬に乗ろうとしているところへ、娘が、ぞうりをわすれた、と、うそをいって、もどってきました。まみちがねは、見つけられてしまって、しかたがないので、娘といっしょに馬に乗り、こんどは、しばい小屋の東の方に立って、
「まみちがねの馬の、飛びようを見ろ。」
と、ひとむちあてると、馬は飛んで、しばい小屋の西の方におりました。みんなは、これを見て、
「きょうは、神さまは、夫婦でこられた。」
と、手をあわしておがみました。
まみちがねと娘は、しばいのはねないうちに、先に帰りました。そして、まみちがねは、この前と同じに、馬は、竹山にはなし、着物は、おじいさんにあずけ、しごと着を着て、火ふき竹をまくらにして、台所に寝ていました。そこへ、
「門をあけろ。」
と、長者が、帰ってきました。まみちがねを見ますと、
「おまえは、きょうこそ、行けばよかった。きょうは、神さまが、奥《おく》さまをつれてこられた。」
と、いって聞かせました。
長者が、家にはいっていきますと、娘が、
「腹《はら》がいたい。」
といって、奥の間《ま》のほうで、さわいでおります。おとうさんの長者が、
「医者をよぼう。」
といいますと、
「医者はいらない。みこをよんでくれ。」
そう、娘がたのみますので、三人のみこをよんで、うらないをしてもらいました。ひとりのみこが、いいました。
「この病気は、なにか、キツネとか、魔物《まもの》とか、悪い神さまとか、そういうものがついた病気ではありません。これは、持病《じびよう》です。」
すると、娘が、
「いいえ、ちがいます。」
そこで、べつのみこに、うらなってもらいますと、
「これは、持病ではありません。やとっている男の人を、おむこさんにしなければ、なおりません。」
と、いいました。
そこで、長者の家の十七人のやとい人を、つぎつぎによんできて、みんなにさかずきを持たして、むすめにお酒をつがせました。しかし、むすめは、だれにも、酒をつぎません。
「もう、だれもいないか。」
そう、長者が、たずねました。
「台所に、きたない飯《めし》たきが、ひとり、残っています。」
と、だれかが、申しました。
「では、その者を、よんできなさい。」
やがて、まみちがねの飯たきが、つれてこられました。長者《ちようじや》は、自分のふるい着物を貸《か》してやりました。ところが、まみちがねは、ふろにはいって、その着物でからだをふき、それを、ブタ小屋に投げ捨《す》てました。もったいないことをするものだと思いながら、こんどは、よい着物を出してやりました。こんども、それでからだをふいて、馬小屋に捨てました。長者は、こんどは、りっぱな羽織《はおり》を出してやりましたが、まみちがねは、それでも、からだをふいただけで、着ようとはしません。
まみちがねは、だまって家を出ますと、おじいさんの家に行って、あずけた自分の着物を着て、馬に乗って、長者の家にもどってきました。長者は、その手をとり、座敷に案内しました。すると、娘の病気は、たちどころになおりました。そして、娘は、まみちがねの盃《さかずき》に、お酒をつぎました。長者は、
「どうか、この家のおむこさんになってください。」
そう、まみちがねに、たのみました。
やがて、結婚式がとりおこなわれ、そのおいわいが、三日もつづきました。おいわいがすみますと、まみちがねは、長者に、
「三日のひまを、わたくしにください。親をみまいに、行ってまいりますから。」
と、申しでました。けれども、長者は、
「三日は、長すぎる。一日だけ、ひまをあげよう。」
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